大会7日目
プー太郎生活1148日目。
水野の始球式を見た。それがBS・朝日だったのが納得いかん。
土曜も8時15分からの中継たぁ、NHK、いい加減にせぇよ。
水野の投球フォームは高校時代のまま。「雀百まで踊り忘れず」ってやつだな。
水野の投げ方はデタラメであった。蔦監督の、「速い球が投げられたら、それでいいんじゃ」が、水野の性格にもマッチしていたと思われる。
NHKの放送スタッフも、原田監督の平安愛が尋常でないことを知っていたくせぇ。サヨナラの瞬間、ベンチの原田監督を映した。
案の定、もう原田監督の涙腺は緩んでいた。厳しい試合だったし、感激も一入だったのだろう。
勝利監督インタビューで原田監督が感極まるのは読みの範疇であった。競馬がヘタクソな奴のチートイリーチよりも読みやすかったわい。
龍谷大平安が2−0とした時は、さらに追加点を入れて、そのまま押し切るかと思われた。しかし、鳥取城北のピッチャーの出来が良く、2−0のまま推移した。
すると、8回に同点に追いつかれ、なおもワンアウト1、3塁のピンチで左の3番バッター。ここで原田監督は左腕にスイッチ。
それが功を奏して、ピンチを脱出した。ここを凌いだのが勝因の1つである。だから、そんなことは誰だって書けるって。
それにしても、鳥取城北は手応えがあった。監督が自信作のチームというのも頷けた。
9回のサヨナラの場面は、ツーアウトランナーなしからのフォアボールがサヨナラのランナーとなった。
やはり余計なフォアボールは失点に繋がるな。だから、そんなことは誰だって書けるって。
ともかく、原田監督の感涙が見られて良かった。わしも、いつの間にか原田監督を好きになっていたようである。
第2試合は投手力に優れ、春の近畿大会で大阪桐蔭と延長戦を戦った明石商が勝つと予想していたが…。
仲井監督の、「北條、田村のチームよりも打つ」と言うのはハッタリではなかったくせぇ。実際、よく打つ。
それにしても、もつれたな。だが、10回表に八戸学院光星が1点を勝ち越した時は、「これで終わった」と思った。
案の定、10回裏の明石商の1番からの攻撃も三者凡退に終わった。これは乱戦の場合でも、よくあることである。
聖光学院は小園1人に負けた形となった。だが、最大の敗因は、終盤の拙攻の金太郎アメである。あれだけチャンスを逃したら勝てんよ。
それにしても、聖光学院というのは不思議なチームだ。期待されなかったチームは甲子園である程度勝つのに、期待されたチームは早期敗退するのだからな。
かくいうわしは、部史上最強打線と言われた今年のチームに期待していた。それだけに脱力感がある。
愛工大名電の夏の甲子園での勝利は30年ぶりか。そんなに勝っていないとは思わなんだ。
その要因は、打てるチームで臨んでいるのに倉野監督がバントに拘り過ぎたからである。
かつてワンアウト2塁で送りバントをさせて、解説の鬼嶋さんに、「今のはベンチの意図がわかりませんね」と苦言を呈されたほどである。
今年のチームがバントの必要がない大型チームであることは、今日の試合でわかった。が、次の報徳学園戦は接戦になろう。
愛工大名電と報徳学園の対戦は、愛工大名電が名古屋電気という校名だった81年の準決勝以来である。
その試合では強烈に名古屋電気を応援していた。金村が死ぬほど嫌いだったからである。
それはそうと、名古屋電気なら愛工大名電の方がいいな。校名を変更して良かったのではないか。
逆に失敗と思われるのは宇都宮学園→文星芸術大付である。あんだ、そのセンスのなさは。
今日までの試合を見た限り、大阪桐蔭、創志学園、横浜の順に優勝に近いと思った。
ただし、「子供達が、子供達が」と暑苦しく迫る茨城のじぃさんは、甲子園では2戦目が最も難しいと言う。2戦目に波乱が待ち受けているか?
さ、今晩も消灯しないで寝るか。弟に泊まりに来てもらおうと考えている…。