大会12日目
プー太郎生活1153日目。
板東英二はレジェンドとしては文句なしである。ただし、その活躍は60年前だが。
板東の自慢は、プロに入団した時の契約金が同期の王大先輩より高かったことだという。ピッチャーとしては板東の方が上だったくせぇ。
板東は先輩選手へのリスペクトがなく、球場で解説に来た際、同じく解説で来ていた杉下茂に挨拶しなかったという。
それを見た西川のりおが、「板東さん、挨拶しないででええんですか?」と驚いた。
それに、「ピントのぼけたことを言っているおっさんに誰が挨拶するかい」と答えて、のりおを絶句させた話は有名である。
板東は金田正一を毛嫌いしており、その著書で金田のことをボロカスに書いていた。
「解説を聞いていたら1イニングに27も誤った表現をしていて、もう数えるのを止めたわ」
「自分が威張るためだけに名球会なるものを作った」
まあ、ユニークなおっさんである。いや、灰汁が強いおっさんと言うべきか。
愛工大名電は、初回に痛い走塁ミスをした。ノーアウト1、2塁で、レフトフライでセカンドランナーが飛び出したのである。
その後、チャンスを作り直して1点を先取したが、走塁死がなかったらビッグイニングになっていたと思われる。
報徳学園の3回裏の逆転劇はラッキー飯村であった。ツーアウトランナーなしから小園が振り逃げで出たのをきかっけに逆転した。
リリーフで右腕が出てきたことも、報徳学園にはラッキー飯村だった。先発左腕に手こずっていたのでな。
愛工大名電とすれば、「あれよあれよ」という感じで回が進み、終わってみれば2−7という完敗であった。
愛工大名電は力を出し切れないまま終わった。倉野監督とすれば不本意もいいところであったろう。
二松学舎の先発が左腕であることは余裕で読めた。浦和学院打線が左バッターの金太郎アメ打線だからである。
張本は、「左バッターに左ピッチャーじゃないのよ」と、王監督の采配をしたことがある。第2試合を見て、その金言を思い出した。
凡庸な左腕では一回り目は抑えられも二回り目は捉えられるな。正直言って、二松学舎の先発左腕は何の変哲もなかった。
今日は、何といっても先発の渡辺のピッチングが素晴らしかった。ピンチでも全く動揺しない圧巻のピッチングであった。
これで一躍、浦和学院が「打倒・大阪桐蔭」の旗手としてクローズアップされた。ただ、脆さが心配である。
アルプスリポートで、23年前のベスト4メンバーである伊藤が紹介された。そんなもん、余裕で知っとるわい。当時の浦和学院打線に惚れていたんじゃい。
32年前に土浦日大の選手として出場していた解説の印出さんが、「伊藤選手はレフトでしたね」と言ったのには驚いた。
当時の浦和学院打線は注目の的だったから、個々のメンバーを覚えているのも尤もか。
報徳学園と浦和学院が準々決勝で第1試合と第2試合とで分かれたのを見て、「おー」という声が出た。大阪桐蔭が骨のある相手との対戦になったからである。
第3試合は、どちらが勝つかというよりも、その勝者が報徳学園と浦和学院のどちらに当たるかの方が気になって見ていた。
「浦和学院−大阪桐蔭はまだ早い」と思っていたので、「報徳学園−済美」の画面を見て吐いた。
今日勝った4校を戦力面から並べると、大阪桐蔭>浦和学院>報徳学園>済美であろう。だからして、浦和学院−大阪桐蔭に吐いたのであった。
抽選ばかりはどうにもならん。イカサマを考案させたら日本一の福本伸之だったら何とかしただろうが。
「大阪桐蔭打線の調子が上がってこない」(朝日)たって、今日の山田からは、そうは打てんよ。
それにしても、大阪桐蔭は勝負強い。ここぞというところでタイムリーが出るし、相手にはタイムリーを打たさない。
今日の先発が横川と知った時は、「まじかよ」と思った。横川は甲子園で好投したことがないからである。
実際、2回は乱れた。相手打線がしぶとかったら大量失点していただろう。
もしあそこで高岡商が2点以上取っていたら、大阪桐蔭は負けていたと思われる。それだけに、1点止まりだったのは高岡商には痛かった。
しかし、大阪桐蔭は左腕に弱いな。浦和学院の本来のエースである左腕の佐野が故障しているのは、大阪桐蔭には有難いもいいところである。
左腕に弱いのは浦和学院も同じ。浦和学院は、大阪桐蔭よりも左腕アレルギーが強い。
ムーミンは、浦和学院戦も横川を先発させるかもしれんな。データ班とやらがいるくせぇから、横川の先発は十分にあり得る。
明日は、近江、横浜、木更津総合、龍谷大平安が勝つと見た。わしはデータ班を持っていないが…。
さ、これからボクシングだ。BS・フジのヤクルト−読売はクソデブ・大久保が解説なので見ん。
奴の声を聞くと血圧が上がる。上の血圧が100を超させるわけにはいかんのだ。
ボクシングで更に脳が沸騰しよう。将来、脳卒中になる可能性が高いと言わざるを得ない…。