大会13日目
プー太郎生活1154日目。
クソ村、もとい、金村の始球式を見た。
金村がレジェンドねぇ。プロを引退した後に声が大きいだけじゃねぇか。
とはいえ、金村をクソ村と言っていたような嫌悪感は今はない。奴は丸くなったからな。
テレビ朝日の高校野球特集を見ていた弟も、「金村も随分と変わったな」と驚いていた。それほど高校時代の金村は不遜そのものだったのである。
近江は、智弁和歌山に勝ってから完全に勢いに乗った。今日は、常葉大菊川を投打に圧倒した。
実は、大会前は近江は全くのノーマークだった。「報知高校野球」の予選展望号には、「甲子園でも上位進出が狙える」と書かれていたのだが…。
近江は、「2001年は3本の矢で準優勝しました」と紹介されるが、PLの3本の矢とは比較にならないのは書くまでもない。
2001年のチームは籤運に恵まれただけ。今年のチームの方が遥かに強い。
横浜は勝てる試合を落とした。吉田から12安打したのに詰めが甘かった。
その最たるものは、8回表のスクイズ失敗である。あそこで3点差にしておけば、逃げ切れる試合であった。
平田監督になってから、どうにも脆い。今年も大型チームなのに、吉田のワンマンチームに近い金足農に負けるとはよ。
金足農の2本のセンターへのホームランは風に乗って伸びた。2本ともセンターフライだと思ったけどな。
8回裏の逆転スリーランは、わしでも「ヅガン」だったのだから、横浜ナインには大ショックもいいところであった。
9回表は三者凡退で終わると思ったぜ。野球の流れとは、そんなものである。
選手個々の能力は大会屈指の横浜がここで消えるのは残念だ。なので試合後は脱力感に襲われた。
横浜の小倉元部長は、ゲンダイのコラムで今日の試合を何と書くか? 小倉元部長も悪夢のような逆転負けに、さぞかし吐いたことであろう。
第3試合も番狂わせであった。2試合連続の番狂わせには疲れた。わしは番狂わせが嫌いなんじゃい。
木更津総合は、あれだけチャンスを逃せば勝てんわな。終わってみれば、ソロホームランでの1点のみだった。
しかし、2回の2失点が致命傷になるとは思わなんだ。エラーが2つ絡んでの2失点は、失い方が悪すぎた。
木更津総合は中盤から焦っていた。見ていても、それがわかった。
一塁ファールフライでセカンドランナーがタッチアップしてサードで刺された7回のプレーに焦りが集約されていた。
8回、9回と1年生ピッチャーが失点したのも焦りを助長させた。1点差のままだったら、わからなかったろう。
それにしても、下関国際はしぶといな。坂原監督の猛特訓が精神力の強さを呼んでいるくせぇ。
下関国際が最激戦ゾーンを抜け出すとは予想外であった。その快進撃も明日の日大三戦までか?
第4試合は今日の試合で最も緊迫した試合だった。ただ、ヒット数が示すように龍谷大平安が勝てる試合ではなかった。
それでも、センターが逸らしての失点、エラーが絡んでの押し出しデッドボールはハガい失点であった。
原田監督は、見た目はサバサバしていた。ほとんど打てなかったから諦めがついていたのかもしれん。
日大三は、選抜と西東京予選から確変だな。こんなに投手陣が良くなるとはよ。
明日の試合は井上が先発か? 井上が2回戦のような調子なら日大三の優位は動かない。
記者座談会で朝日が「6強」に挙げた高校でベスト8に残ったのは、大阪桐蔭と浦和学院だけか。
その両校がベスト8で対戦するのは勿体ない。この対決が事実上の決勝戦ではないか?
わしのベスト8予想も2校しか当たらなかった。奇しくも、大阪桐蔭と浦和学院の2校である。
やはり大阪桐蔭−浦和学院は早い。抽選をやり直せ。
明日は、大阪桐蔭、報徳学園、日大三、近江が勝ち進むと見た。って、わしの予想が全く当てにならないのは証明済みである。
明日の最大の注目カードが大阪桐蔭−浦和学院であることは衆目の一致するところである。接戦になると見た。
ムーミンは、浦和学院打線に左腕アレルギーがあることを踏まえて、横川を先発させるのではないか?
ただ、明日は1度でも乱れたら致命的失点になる可能性が高い。大阪桐蔭打線が浦和学院の渡辺から4点以上取るのは難しいだろうからである。
両校は3月に練習試合をしているそうである。それはネットで知った。
7−8、5−4で1勝1敗か。そんなもん、参考外もいいところだ。
明日は、気合を入れて7時に起きる。第1試合で燃え尽き症候群になるやもしれん…。