晴天の霹靂
プー太郎生活1176日目。
ホワイトソックス−エンジェルスを見ていたら、スマホに電話が掛かってきた。「誰からだ?」と思ったら、不動産屋の兄ちゃんからだった。
「世田谷の物件が解約になったのか?」と吐きかけたら、何と実家の解約を知らせる電話であった。
「借主様が駐車場のある家に引っ越すそうです」
「ネズミが出なくなりました」という連絡が2週間前にあったのに、どういうことだ?
それもあって実家から借主が出ていくなど、想像だにしていなかった。まさに青天の霹靂、吐き死んだもいいところである。
電話を切った後、しばし呆然とした。とても現実とは思えなかった。
とにかく、次が決まるまで耐乏生活となる。金竜飛のような食事を続けるしかない。
しかし、次の借主が早々に現れるとは思えん。時期が悪いし、今は0金利だから家を借りるより買う家族がほとんどであろう。
こうなったら家賃を値下げするか? 礼金をなしにするのも手だな。
で、吐きまくりながら弟に電話した。「詐欺とかで家を取られたっていうのならわかるけどよ、そんなんで慌てるなよ」と、たしなめられた。
そんなもん、慌てるって。ネズミ事件が解決したばかりで解約になったんだからよ。
少し冷静になってから不動産屋の兄ちゃんに電話した。そして、早急に応募を掛けるようにお願いした。
以前、東急リロケーションに仲介を頼んでいた時に、東急リロケーションの営業マンは、キムラ店の店長を審査で落とした。
今回は、そんな余裕はない。キムラ店の店長だろうが、ヤーさんだろうが、賃料さえ払ってくれれば構わん。
わしは、密かにキムラ計画を練っていた。それも、これでパーだ。
なんなら、1000点320万の麻雀を打つか。カイジではないが、「人生、逆転ゲーム」よ。
話は戻って、契約は10月9日まで。よって、10月中旬から不動産屋の兄ちゃんから電話が入るどうかでヒリヒリする日々を送ることになる。
痺れる人生でないと面白くない。そう頭を切り替えよう…。