稀勢の里、4連敗

 
 プー太郎生活1161日目。

 今日は稀勢の里が寄り切りで勝ったと思った。が、物言いがついた。

 物言いの瞬間、場内がざわついた。稀勢の里の体が崩れていたからである。

 それでも、わしは稀勢の里の勝ちだと思った。が、スローモーションで見たら、稀勢の里の体が先に落ちていた。

 協会としては何としても稀勢の里の勝ちにしたいところだったろうが、ああはっきり映っていては、どうにもならん。

 阿武松審判部長の、
「稀勢の里が先に落ちており…」に、場内が静まり返った。観客の多くが吐いたわけだ。

 これで4連敗か。
「相撲内容は悪くなかった」など、何の慰めにもならん。

 さすがに休場だな。明日の玉鷲戦に勝てる気が全くせんしな。

 休場だとしたら、事由を何にするのか? 見た目はピンピンしているぞ。

 稀勢の里の連敗ばかりが注目されて、優勝争いが全く話題になっていないな。

 優勝に最短距離は誰か? 皆目、見当がつかん。

 今日も初田アナがシャワシャワぶりを発揮した。

 解説の槙原が、
「稲葉監督が、
『今回のMLBのメンバーに左バッターが少ないので、左ピッチャーの使い方が難しい』と、困っていました」と言った。

 それに初田アナが、
「今日は秋山が先発でないですね」と返した。

 あんだ、そりゃ。号泣組翁との会話じゃねぇぞ。

 槙原は冷静に、
「いえ、MLBの打線のことですよ」と答えたが、内心、吐いたに違いあるまい。

 試合は日本が逆転勝ちしたものの、盛り上がりに欠けた感は否めない。MLB側の投手陣が如何にも苦しいからである。

 実際、ナゴヤドームには空席が目立った。わしも観戦しに行く気にはならんな。

 結局、最後まで試合を見てしまい、在宅の仕事ができんかった。明日はトリミングだし、明日もサボることになろう。

 そういうこっていい…。

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