ザトペック2日目
プー太郎生活1262日目。
今日は、号泣組翁と社員食堂で昼飯を共にした。それもまた楽しからずやだ。
社員食堂では、その日のメニューがサンプル表示されている。偏食のわしにとって、それは有難いのである。
その点、翁は好き嫌いが全くない。わしが口にしたら鉄砲魚になるパクチーも好きというのだから感服する。
わしが社会人になって驚いたのは、好き嫌いがある奴が全くいなかったことである。
元上司、大納言、とっつぁん、故じじぃ、翁…。もっとも、とっつぁんの場合は、好き嫌いがないというより悪食だが。
好き嫌いがある奴が全くいなかったことは、わしにとってはカルチャーショックであった。
というのも、学生時代のサークルメンバーに偏食者が何人もいたので、それが普通だと思っていたからである。
野菜やマヨネーズが全くダメなモノホン君、野菜と刺身が食えないドクター、瓜系がアウトのタキザワ…。
そして、弟も好き嫌いが激しい。弟は、「チャーハンにレタスを入れるなんて犯罪だ」と言っている。
というわけで、今日は魚定食を頼んだ。わしだって、ちったぁ肉食の金太郎アメを気にしとるんじゃい。
それにしても、今日のザトペックはシャレにならなかった。食事の時間以外はずっとザトペックたぁ。
帰宅途上の新宿大ガード下で若い男2人が胸ぐらを掴みあっていた。チンケなケンカだったくせぇ。
そんなのを見る暇などねぇ。そそくさと西武新宿駅に向かった。
ケンカはスルーしたとはいえ、今日は帰りがクソみたいに遅くなった。が、これから散歩に出掛ける。
散歩から帰ったら、即、爆睡する。疲れ過ぎていることで、却って寝そびれそうな嫌な予感だ…。