大会6日日
プー太郎生活1292日目。
高校野球には常に落とし穴が控えている(報知高校野球)。
2回戦が最も難しい(「子供達が、子供達が」と暑苦しく迫る茨城の某元監督)。
星稜はどこかでコケるね(雨だと休むおっさん)。
その全てが当たったのが、今日の第3試合である。
しかし、本当に星稜が大会前にノーマークだった習志野に負けるかよ。
現在、午後5時。散歩から帰ってきても、まだ混乱している。
試合終了の瞬間、即、散歩に出た。頭を切り替えるためだったが、その効果は何にもナイマンだった。
優勝候補筆頭が伏兵に足元を救われるというのは、わしが最も嫌いなパターン。
その伏兵が嫌いな高校なら尚更だ。習志野が嫌いな理由については、ここでは申し上げない。
それにしても、星稜は打てなさ過ぎた。かねてから貧打が懸念されていたとはいえ、ここまで打てねぇたぁ。
打てなかったのが最大の敗因だが、今日は投攻守走の全てがおかしかった。
まず、奥川の出来が悪かった。履正社戦を100とすれば、今日は50がせいぜい。
フォークをあまり投げなかったのは、今日はフォークの制球が良くなかったからか?
9回に浴びた一発は不用意な球であった。9回裏の攻撃に頭が行っていたからだと思われる。
攻撃については、バッティングに工夫と粘りがなかった。まあ、焦りもあったんだろうな。
守りでは、2つ痛いミスが出た。4回のバントの処理ミスを見て、嫌な予感がしたことは確かである。
決勝点になったサードのタイムリーエラーは体で止めて欲しかった。サードが後ろに逸らした瞬間、絶叫マシーンになった。
エラーで1点を勝ち越されたことで星稜ナインが大きく動揺したのは確かである。
走で致命的だったのは、1点を追う8回のワンアウト2塁での牽制死である。そのプレーで星稜の敗退を確信した。
負ける時はミスが重なるものよ。まさに、「負けに不思議な負けなし」だ。
「ああなる」と思ったよ。第1試合のことである。
それでも、熊本西は善戦したのではないか? 1、2回は、エースが智弁和歌山打線を抑えたし。
試合が思っていたほどボロボロにならなかったのは、熊本西の投手陣の与四死球が少なかったこととエラーが1つだけだったからである。
熊本西の監督は、「ある程度打たれるのは仕方ない」と思って試合に臨んだくせぇ。ある程度では済まなかったな。
智弁和歌山は18安打した。だが、昨年のチームのような迫力は感じられなかった。
昨年のチームは、林、文元、冨田のクリーンアップが迫力満点だったからである。
智弁和歌山の投手力はどうか? 最後に投げた18番が最も力があったように思う。
背番号1の池田陽は、ややかわい子ちゃんに見えた。智弁和歌山は投手力に不安があることは確かである。
智弁和歌山のベンチ前での高嶋監督の仁王立ちが見られなかったのは寂しかった。高嶋監督の仁王立ちは甲子園名物だったからな。
熊本西の監督は、智弁和歌山を「平成最強の高校」と敬意を示していたそうである。
「平成最強の高校」は大阪桐蔭だって。ま、そんなことに目くじらを立てることもあるまい。
第1試合で全て高校が登場した。1回戦が終われば、あっという間に大会は進む。
全32校で左投げ左打ちのファーストがいなかった。東邦の背番号3の左投げ左打ちの選手はライトを守っていたし。
左投げ左打ちのファーストも絶滅危惧種くせぇ。昔はけっこういたのにな。
応援団が読売のチャンステーマを奏でていたのは、筑陽学園、大分、熊本西の3校だったと思う。
って、全て九州の高校じゃねぇか。九州には読売ファンが多いのかよ。
第2試合は、両校とも先発を控えの右腕とした。それでハガいことになったのは高松商であった。
高松商は、初回にホームランで1点を先行されたことで焦ったように見えた。
ゲスト解説の高嶋前智弁和歌山監督も、高松商のバッターが再三ボール球に手を出していたことを指摘していた。
試合を通して高松商の嵌り方は説明の仕様がなかった。そういう展開では勝てん。
それはそうと、高嶋前監督は県内のライバル校の市立和歌山が嫌いなのか? 解説では高松商に肩入れしているように聞こえた。
ともかく、高松商には悔いが残る試合であった。「先発がエース左腕の香川だったら…」と思わずにはいられない。
9回のワンアウト1、2塁でサードがサードゴロをはじいたが、セカンドランナーを刺した場面について言及したい。
あれはノータッチに見えた。もしワンアウト満塁になっていたら、試合は縺れたかもしれない。
これで準々決勝の第1試合は市立和歌山−習志野となった。誰が、このカードを予想できたであろうか?
早起きまでして見る気にならんな。そういうこっちゃいかん。
あ〜゛、ダメだ。ここまで書いても、まだ吐きっ放しだ。
ゲンダイを読むことで少しでも気分が紛れれば良いのだが…。
今晩はうなされそうだ…。