北アイルランド

 
 プー太郎生活1329日目。

 午後2時前にライン通達の音がした。競馬がヘタクソな奴からか? 

 いや、奴は勝負中のはず。と思ったら、ムキリョクンからであった。

 
「今、ベルファストから帰ってきました」

 ベルファストと言えば、北アイルランド最大の都市。が、観光名物はないぞ。

 すると、カトリックとプロテスタントのピースラインの写真が送られてきた。

 ほぉー、随分と渋い所に行ったな。

 さらに、ジョージ・ベストの垂れ幕が下がったビルの写真も添えてきた。

 ジョージ・ベストは1960年代にマンチェスター・ユナイテッドで大活躍したが、北アイルランド出身なので、ワールドカップには縁がなかった。

 北アイルランドがワールドカップに初出場したのは、参加国が16から24に増えた82年のスペイン大会である。

 北アイルランドはかわい子ちゃんと目されていたが、スペインに勝って一次リーグを1位で突破した。

 北アイルランドに負けたことで、スペインは二次リーグで西ドイツ、イングランドと同じ組になった。

 それで地元ファンが暴れた。当時は、そういう時代だったのである。

 今日も広島−読売の中継がなかったので、競馬がヘタクソな奴にラインした。

 時に2時37分。奴の競馬を邪魔しようと思ったんじゃい。

 あに? 
「浄土ヶ浜に来ています」だと? 

 競馬は、どうした? 前もって馬券を買っていて、今日もボロ負けしたと見た。

 それでも、旅行に行く金があるのが納得いかん。なら、次回のクソ麻雀のレートはデカピンだ。

 在宅ワークの能率は、まずまずだった。もし広島−読売の中継がBSであったら、そうはいかなかったろう。

 明日中に仕上げて、連休明けを心待ちにしている号泣組翁に月曜に会いに行く。

 10連休とやらも明日で終わりか。なぜか、わしも闘っている…。

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