大会初日
プー太郎生活1420日目。
やはり夏の甲子園は選抜とは雰囲気が全く違う。開会式からしてそうである。
プロ野球の選手達も、夏の大会が始まると自分の高校時代が話の中心となるという。
甲子園に出場できなかった選手は話の輪に加われず、寂しい思いをするそうである。
開幕試合の始球式は、中日で活躍した井端氏であった。顔を見て、すぐに井端氏とわかったわ。
まだまだ若い井端氏の投球は凄かった。場内に感嘆の声が漏れた。
正直言って、堀越高校時代の井端氏は覚えていない。そういうこっちゃいかん。
「井端氏は今も高校時代の仲間と会っている」と紹介された。高校時代の仲間と交流が一切ないという江川とは対照的である。
第1試合は初回の満塁ホームランがモノを言った。
初出場の誉からすれば、3四死球というランナーの溜まり方が悪すぎた。そこでの満塁ホームランだからスーパーヅガンもいいところであった。
結局、誉は何もできないまま敗れた。実力の半分も出せなかった感じである。
初出場で開幕試合、そして、いきりなりの満塁ホームランでは、それも仕方ない。
今大会でも訳のわからないガバイ旋風は起こらなかった。そうそう奇跡は起こらんて。
そのナゾのガバイ旋風の立役者だった久保監督は、初回の3失点の場面で表情は変わらなかった。
だが、内心は吐いていたはず。フィルダースチョイスと2つのタイムリーエラーが絡み、1安打で3失点では…。
フィルダースチョイスは本当に怖い。横浜の渡辺元監督が最も戒めたプレーなのもわかる。
それにしても、初戦で九州同士というのは白ける。高野連、つくづく使えねぇ。
第3試合は熱戦となった。フラットな気持ちで熱戦を見られるというのはいいな。
高岡商とすれば、9回裏を同点止まりにしたのが勝ちに繋がった。って、そんなことは誰も書けるわい。
結果として高岡商ベンチの継投策がうまくいった。それにしても、思い切った継投策であった。
開幕日に勝つか負けるかでは天と地の差である。開幕日に帰郷することになるのはハガいわなぁ。
今日の朝日に大会の展望記事が載っていた。
記者座談会での見解通り、智弁和歌山を優勝候補筆頭としている。
星稜については、「打線に粘りが出れば、総合力で智弁和歌山に匹敵する」との見立てである。
東海大相模と明石商に関しては、「ともに初戦が大会の行方を左右する一戦になる」と書いてある。
東海大相模−近江、明石商−花咲徳栄は、初戦では実に勿体ない。しかし、本当にしつこい奴だ。
履正社、習志野についても言及している。あくまで朝日は以上の6校を6強と見るわけか。
その予想を外したら、この6校のいずれかで琴光喜になった奴に詫びを入れろよ。いや、土下座しろ。
今日の3試合のテレビ解説に現在のbP解説者の杉本さんが登場しなかった。
先の選抜での放送のように杉本さんを干し気味に扱ったら、次の選挙ではNHKから国民を守る党に投票したるぞ。
明日は早くも履正社と星稜が登場する。星稜は無難に勝つだろうが、履正社−霞ケ浦はロースコアの試合になりそうだ。
履正社としても、先制されると相手投手がいいだけに厳しくなる。焦りも出ようし。
星稜の林監督は、奥川を先発させないかもしれんな。奥川の状態が良くないくせぇ。
星稜は他に好投手がいるし、相手からしても、それは十分あり得る。
明日は7時半起きだ。履正社の試合が8時開始だからである。
7時半起きか。わしには、「早起きは三文の得」は起こらない…。