大会4日目

 
 プー太郎生活1423日目。

 若いが策士の花巻東の佐々木監督。しかし、今日の試合は打つ手がほとんどなかった。

 とはいえ、必死の投手リレーを見せた。その投手リレーも、2番手で投げたエースの西舘も失点を重ね、うまくいかなかった。

 何といっても、1回表のツーアウト満塁からの走者一掃のツーベースが効いた。

 これで花巻東は後手に回った。そして、選手へのプレッシャーになった。

 花巻東は、全体として不細工な野球をしてしまった。5回を終わって、ともに4安打なのに、2−7たぁ。

 わしは、バーチャル中継で徳島大会の決勝戦を見ていた。

 その試合で鳴門の左腕・西野が好投したのを覚えていたから、左バッターが多い花巻東は苦戦すると思っていた。

 そしたら案の定であった。左バッターが西野に苦労していたわ。

 ここで誰もが思うこと。
「佐々木を甲子園見たかった」

 それを言っちゃあダメよ。チームで予選で負けたんだからよ。

 それより、
「Gゾーンは東北の2校が軸」とした朝日新聞に喝を入れたい。

 話をもう1校の軸の仙台育英に変えたい。

 今日の試合は参考外だな。大差になるとは予想していたが、予想以上の大差ゲームになった。

 17−1になった時に、
「もう勘弁してやれよ」と呟いたわ。

 こういう試合でのアナウンスと解説はハガい。大差で負けている高校をフォローしないとならないからである。

 仙台育英の勝利監督インタビューが佐々木監督でないのに違和感を覚えた。

 佐々木監督の復帰はあるのか? さすがにないだろう。

 第2試合が終わって、Gゾーンの山型が映し出された。星稜、智弁和歌山が入ったFゾーンとの違いに、あらためて吐いた。

 だから、その都度抽選に戻せって。高野連は球趣を削ぐことしかやらん。

 習志野はしぶとい。そして、勝負強い。負け試合を勝ち試合にした。

 習志野−沖縄尚学は、習志野が沖縄尚学に食いつかれて点の取り合いとなり、6回裏に勝ち越された。

 その勝ち越し点は、エラーのランナーがスクイズで生還した点であった。その1点が習志野に重く圧し掛かった。

 8回に先頭バッターがヒットで出たところ、次打者に打たせて併殺になった時は、
「6強の一角が崩れたな」と思った。

 しかし、9回表に追いついた。ワンアウトからヒット、盗塁、エラー、ヒットで同点としたのである。

 それにしても、ワンアウト1塁から、よくぞ盗塁のサインを出しな。沖縄尚学のキャッチャーが強肩だけに博打とも言える采配であった。

 こうなったら追いついた方に流れが来る。10回表の勝ち越し点は、ある意味、必然だった。

 沖縄尚学とすれば、勝てる試合を落とした。2つのスクイズ、投手リレーの成功など理想的な試合展開だったのにな。

 星稜の林監督は、習志野の逆転勝ちを見て、どう思ったであろうか? 

 
「早く負けろ」と念じているのか、「今度は勝つ」と燃えているのか? 当人しか知り得ない。

 それにしても、習志野の小林監督は悪相だな。三白眼の男なみだ。

 勝利監督インタビューでは殊勝なことを言っていたが、如何にも裏がありそうで不気味であった。

 第4試合は高松商が勝つと思っていたが…。ゲンダイは、今日の第1試合と合わせて、
「初戦で勝つ高校」を、つごう3つ間違えた。

 香川が打ち込まれると思ってもみなかった。選抜の春日部共栄戦でのピッチングが頭にあったからである。

 って、何か月前の話だよ。いい加減、そういうのは止めぇ。

 そもそも、香川は故障上がりって話じゃないか。それじゃ打たれたのも仕方ないわな。

 鶴岡東は思っていたよりは強い。とはいえ、しぶとい習志野には勝てまい。

 杉本さんの解説は本当に聞かせる。グラウンド全体を俯瞰しての解説は素晴らしい。

 おい、NHK。こうなったら、毎日、杉本さんに解説させろ。

 明日は3試合日なのに、第1試合は8時に試合開始である。というわけで、明日も7時半起きだ。

 そろそろ買い込んだ食料が底をつき始めた。賞味期限を切れた豚肉を食っても死ぬことはあるまい…。

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