大会7日目
プー太郎生活1426日目。
祭日まで朝ドラトラップがあるたぁ、「計算外だよ、玄大佐」。
どうしても教育テレビで試合開始から中継しないというのなら、サブチャンネルを使わんかい。ったく、融通が利かねぇ。
BS・朝日での第1試合の解説は森士・浦和学院監督であった。声を聞いて、すぐにわかったわ。
浦和学院の練習は軍隊方式だという。そんな前時代的な練習を課していたら、有力な中学生が入学して来なくなるぞ。
昔の名前で判断してはいかんな。第1試合のことである。
ゲンダイも、わしも、宇和島東の勝ちを予想していた。が、宇部鴻城の快勝であった。
2-5に迫った直後に暴投で追加点を取られるなど、宇和島東はリズムに終始乗れなかった。
7回裏に連打でノーアウト1、2塁にしたのに、セカンドランナーが牽制で刺されたプレーも痛かった。
それが、ホームランを含む13安打したのに3点しか取れない要因の1つであった。
この試合であらためて思ったのは、併殺を取るべきところでは取らないと失点に繋がるということである。
宇和島東の1点目は、それで入った。宇部鴻城にとって致命傷な失点にはならなかったものの、戒めるべきプレーである。
2回戦は明石商-宇部鴻城か。明石商の優勢は否めまい。
第2試合は、聖光学院にはやり切れない敗戦とあった。というか、説明の仕様のない敗戦だった。
0-0の3回裏、先頭バッターが2塁打で出塁したと思ったら、1塁ベースの踏み忘れでアウト。
「これはまずい」と思ったら、その直後の4回表に海星が1点を先取した。
この失点は聖光学院に相当のプレッシャーになったはず。あまりにも流れが悪いからである。
4回裏の攻撃もまずかった。先頭バッターがヒットで出たのに、ノーアウトからの盗塁が失敗。
わしは、この時点で聖光学院の敗戦を予期した。そういう勘は今でも当たるのである。
その後も併殺、スリーバントの失敗など拙攻を繰り返した。それじゃ、勝てん。
バッターも焦って、相手投手にフライを打たされた。ボール球に手を出すバッターも多かった。
結局、9回表の1点が決勝点か。なんともハガいな。
試合は1時間43分だと? 早い進行に聖光学院ナインが飲み込まれたわけか。そういうことはよくある。
第3試合は点の取り合いとなり、スリリングな展開となった。
が、打ち合いではなかった。八戸学院光星が18、智弁学園が8というヒット数からして、それが窺える。
それにしても、6回裏の智弁学園の攻撃は凄まじかった。四死球にイレギュラー安打が絡んでビッグイニングとなり、智弁学園が逆転した。
が、打線が繋がったのは、この回だけ。それも敗因の1つである。
八戸学院光星は、よく再逆転したものである。八戸学院光星としては、8回表に同点に追いついたのが大きかった。
8回表といい、9回表といい、ツーアウトからのタイムリーとは勝負強い。
ジョンロックの魔力でビッグイニングを作られたとはいえ、八戸学院光星は投手力もいいな。
打力があることは今日も証明したし、けっこう上の方に行くかもしれん。
第3試合の解説は、今日がテレビでの初解説という清水稔という人だった。
「市尼崎で甲子園に出場した」だと? 覚えとらん。
今年から解説陣に加わったということであるが、解説は悪くなかった。歯切れも良かったし。
と言っても、6回から試合に夢中になっていたから、解説ぶりをつぶさにチェックする余裕はなかった。
そういうこっちゃいかん。って、あの展開では、誰でもそうなるって。
第4試合を見ながら、「こりゃあ、どっちが勝っても八戸学院光星に勝てないな」と思った。
試合そのものは高岡商のペースで進んだ。変則右腕相手に右バッター7人の打線では厳しい。
この試合は神村学園を応援していたので、最後にあと1本出なかったのは残念である。
しかし、高岡商が逆転負けしていたら、イージーなフライを落球したセカンドが敗戦の責任を一身に背負うところだった。
実際、そのシーンには、「あ゛」という声が出た。その直後に代打にタイムリーが出るのが高校野球である。
最後はバッターが力んだな。そりゃ、力むって。
明日は、履正社、星稜、智弁和歌山と、優勝候補が次々と登場する。そろそろ波乱があるか?
今日で、もう大会の半分が終わってしまった。祭りが終わるのが怖い…。