大会8日目
プー太郎生活1427日目。
履正社打線は凄まじいな。いとも簡単に津田学園の速球投手・前を打ち込んだ。
それも全てヒットで出たランナーをタイムリーで還したのだから凄い。
それに勝負強い。2回の1点、3回の5点もツーアウトからのタイムリーだった。
杉本さんが言っていたように、前のピッチングは悪くなかった。そこに履正社打線の凄みを感じた。
ただ、2番手の変則右腕・降井を打ちあぐねた。次の相手である高岡商のピッチャーも変則右腕だけにやや不安を残した。
「たられば」が好きなわしに言わせろ。「降井が先発だったら、試合はどちらに転んだかわからなかった」と。
降井は東海地方では、「凄いピッチャー」として有名だったのか。プロ注目の前がいることで控えだったのは勿体ない。
清水の出来は可もなく不可もなくといった感じか? 今日の試合を完投させたということは、次の試合では岩崎の先発を決めているからだと思われる。
思い出すのは3年前である。3回戦の常総学院戦で2番手の山口を先発させて負けた。
とはいえ、高岡商と超ドブス校だった常総学院とは力が違う。岩崎が先発でも履正社の優勢は否めない。
杉本さんは、津田学園の選手が1球ごとにベンチに目をやっていたことを、「テンポのいい清水君ですから止めた方がいいです」と指摘していた。
そういうことに気がつく解説者も他にいない。今後も杉本さんを重用しろよ。
今日は、津田学園の監督が帽子を取ってインタビュー台に立っていた。初戦で帽子を被ったまま勝利監督インタビューを受けていた理由は何だったんだ?
やはり林監督は奥川を先発させなかった。3回戦を見据えてのことだろう。
が、負ければ終わり。わしなら怖くてようできん。
今日の星稜の勝因は、先発・荻原の好投と打線が繋がったことである。って、そんなことは誰でも書ける。
ただ、6回表に止めを刺せなかったことと先発を代えたことで、6回裏に反撃を食らった。
リリーフした奥川までも名もないバッターにタイムリーを打たれるのが流れってやつよ。
しかし、好投していた萩原を降板させた理由がわからん。奥川以外の投手陣が林監督に「投げさせて下さい」と訴えたからか?
立命館宇治が3-5にしてから甲子園の雰囲気が変わった。7回表にツーアウト満塁・フルカウントで奥川が三振に倒れた時は、「これはまずいかも」と思った。
それだけに8回表のツーアウトランナーなしからの追加点が大きかった。
それはそうと、8回裏の奥川の最後の球は完全なボール球だったぞ。アナも吐いていたわ。
驚いたのは、3点差なのに林監督が9回にサウスポーをマウンドに送ったことである。
3点差はセーフティーリードじゃねぇ。セカンドのファインプレーがなかったら、どうなっていたことやら。
ともかく、奥川の登板イニングを2回と3分1に抑えられたのは次戦に向かって好材料である。
智弁和歌山の先発がエースの池田でないことにも驚かされた。相手は明徳義塾だぞ。これも、わしにはようできん。
明徳義塾の先発は、練習試合で智弁和歌山に好投したという左腕であった。馬淵のおっさんは慧眼で、明徳義塾の先発左腕が好投した。
6回を終わって、明徳義塾の1-0。それでも智弁和歌山が負ける感じではなかった。そういう感覚はまだ失われていねぇくせぇ。
7回表は智弁和歌山に球運があった。ワンアウト1、3塁での黒川のショートゴロがイレギュラーしてタイムリーになったのである。
イレギュラーしなければ、打球の速さからして併殺になっていただろう。当然、その後の3ホーマーもなかったわけだ。
6点差は、6回から登板していたエースの池田には十分。余裕を持って明徳義塾の反撃を断った。
池田の選抜からの確変ぶりは何なんだ? 今日は150㎞を出したぞ。選抜から10km以上も球速が増した投手ってのも記憶にないな。
「6回までは高校野球だった」
馬淵のおっさんのコメントには味がある。最後に控えのキャプテンを代打に送ったのも良かった。
今や絶滅危惧種に近い名物監督である馬淵のおっさんを、また甲子園で見たいものである。
これで3回戦は星稜-智弁和歌山という黄金カードになった。総合力で智弁和歌山がやや上か?
1つ言えるのは、3回戦では勿体な過ぎるということである。ったく、その都度抽選に戻せや。
優勝候補の試合を3試合見た気疲れと試合展開から、第4試合はやや呆けて見ていた。そういうこっちゃいかん。
それにしても、あんな大差になるとは…。国学院久我山ナインが気の毒になったわ。
サイクルヒットを久々に見た。夏の大会では6人目か。
土佐の玉川がサイクル安打を達成したのを覚えている。って、何年前の話だ。
クソ~。台風がハガい。スピードがクソ遅いから、下手したら3日順延になるかもしれん。
だから困るんだよ。わしにも予定ってのがあるんじゃい。
明日、試合が行われることを念じながらメシを食うか。
今日もデタラメなメニューなのは書くまでもない…。