餅は餅屋

 
 プー太郎生活1727日目。

 専門業者の兄ちゃんから2時に電話が掛かってきた。

 「前の作業が短時間で終わりまして、今から伺っていいですか?」って、いいに決まっとる。

 それだけ、こちらの作業に時間を使ってもらえるわけだからな。

 兄ちゃんは、2時15分過ぎに来た。うちに車で来る奴の多くが道に迷うのだが、兄ちゃんはスムーズに来れたようでである。

 大柄な関西訛りの兄ちゃんに、
「サインアウトして、おかしくなった」と言ったら、兄ちゃんは吐いた。

 やはりサインアウトは絶対にやってはいけない行為だったくせぇ。

 まず、兄ちゃんはプロバイダーが送ってきたメールを見ながらトライした。

 むろん、それではあかんかった。それで復旧していたら、専門業者を呼んどらんわい。

 兄ちゃんは、
「これで問題は解決するずなのですが…」と困惑した。

 それから手持ちのタブレットで色々と調べてトライしたが、ダメ。これは最初から設定をやり直さないとならないか? 

 しかし、兄ちゃんは諦めなかった。プロとしての矜持がそれを許さなかったのだろう。

 そこで、HPビルダーを立ち上げる際に0.1秒ほどで消える警告画面をスマホで撮影した。

 0.1秒だから何回か失敗したものの、何とか撮影することができた。

 それで原因がわかったそうである。程なく復旧した。

 しかし、0.1秒で消える警告画面って、何なんだよ。それじゃ、警告の意味がねぇ。

 ともかく、転送できるようになって良かった。やはり餅は餅屋だな。

 ちなみに、
「餅は餅屋」というのは、中1の時に梶原一騎先生から「愛と誠」を通じて教えてもらった。

 兄ちゃんには、このパソコンに寿命が来ていることを指摘された。

 買い替えの目安は通算使用時間が8000時間ほどなところ、わしのパソコンの通算使用時間は13349時間だった。

 ということは、3年3か月の使用で、とっくに限界を超えていたわけか。そんなことになっているとは、つゆ知らなんだ。

 
「相当なヘビーユーザーですね」って、そりゃ、そうよ。

 パソコンで在宅ワークをしているし、夏の予選時はずっとオンにしたままだったからな。

 しかし、テレビや録画した番組を見ている時もオフにしていなかったのも事実である。

 これからは、まめにオフにしよう。それで何とか寿命を延ばしたい。

 兄ちゃんは、パソコンの健康状態がわかるように設定してくれた。

 その画面で示された健康状態は、とりあえず
「正常」であった。

 しかし、
「注意」になったら、いきなり使えなくなる場合もあるとのことである。

 今日は、そのことを教えてもらえたことも大きかった。専門業者に依頼した甲斐があっったわけだ。

 次にパソコンを買い替える際は、今日の兄ちゃんを指名して設定とかをやってもらおう。

 
「指名は得意だ」と何度も言わせるな。それは、男であってもキムラ嬢であってもだ。

 出張料、診断料、技術料など全部で2万円ちょっと掛かった。げに高い授業料だったわ。

 それでも、競馬で大損こいている奴に比べれば、肥沃な金の使い方である。

 この土日は約3000円の負けか。それで済んで良かったな。

 ここ数日、在宅ワークをサボっている。金を使ったとはいえ、悩み事が解決したし、明日は在宅ワークに勤しむか。

 いや、その前にウルトラ民話シリーズだ。そういうこっていい…。

次の日へ 前の日へ
日記トップへ HPトップへ