疑惑のジャッジ
アニメタイガーマスク・第92話「疑惑の怪人」より

 
 プー太郎生活1742日目。

 あかん。午前10時どころか、11時までに目が覚めなかった。

 それでミニザトペックになる予定が狂った。だから、そういうこっちゃいかんて。

 起きてからのルーティンをこなしてから、怒りもの見たさでサガン-広陵を再生した。

 2007年夏は決勝戦を前に琴光喜として死んでいたので、決勝戦は純粋に広陵を応援していた。

 わしに判官びいきの精神はない。それに、何たら旋風とかは大嫌いだ。

 だから、場内のサガン寄りの大歓声にも不快感を覚えていた。今日、それにまた頭に血が上った。

 ここで、いつものわしらしく落ち着いて試合を振り返りたい。

 確かに、8回裏の桂球審のジャッジは疑惑のジャッジであった。

 が、広陵の真の敗因は、一方的に攻めまくりながら、4点止まりだったことである。

 6回を終わって11残塁では…。勝負事では止めを刺さないとダメだと改めて思ったわ。

 それは、84年の取手二-箕島も同じであった。箕島が前半でもっと点を取っていれば、取手二の優勝はなかったであろう。

 サガン-広陵は、職場の休憩室で昼休みの1時間をシカトして見ていた。

 広陵の拙攻ぶりに、
「こりゃあ、もしかして」と思っていたら、案の定だった。

 嫌な予感に限って当たりくさるのは、生まれながらにしてである。ったく、ハガい。

 それにしても、酷いジャッジであった。今日、改めて怒りがこみ上げてきた。

 満塁の場面で明らかなストライクを2度もボールと言われたら、そりゃ、押し出しになるって。

 その都度、キャッチャーの小林がミットを地面に叩きつけた。

 中井監督がラジオで、
「冷静な小林があれだけ悔しがったのですから」と言っていたのを思い出した。

 試合後、中井監督は、
「彼らは命懸けでやっているのです」と憤っていた。

 それを故意ジャッジが元になって負けたら、
「球審を引退すべきですよ」と不穏当発言になったのもわかる。

 故意ジャッジで押し出しになったら、どんなピッチャーだって、次打者に制球が甘くなるって。

 それをホームランにした打者が凄いという声があるが、わしは素直には認めん。

 押し出しの直後に痛打を浴びる…。興南高校時代も、阪神に入団してからも、マイク仲田は、それを繰り返した。

 ただ、同じ押し出しでもシチュエーションが違う。マイク仲田の場合は単に制球難だったのだから。

 9回表に1点を追う広陵は、ノーアウトから先頭打者がヒットで出塁した。

 次打者がバントで送り、サードベースががら空きなのを見て、ランナーはサードに走った。

 しかし、サードがベースに入り、タッチアウト。この虎の子のランナーが死んだところで、当時も今日も床をけたくった。

 やはり見るんじゃなかったわい。また吐くとは、ご丁寧なこっちゃ。

 救いは、この世のメジャーでは測れないほどの悔しい思いをした野村-小林のバッテリーがプロで成功したことである。

 むしゃくしゃしたので、また予定を変更して、ミニザトペックになった。それで1つノルマを終わらせたから、まあ良しとしよう。

 ティップネスのHPに接したら、5月も閉館になると出ていた。緊急事態宣言が解除されない以上、それは仕方あるまい。

 ティップネスは母体が大きいから潰れることはないと思うが、中小のスポーツジムは、いよいよもって厳しいな。

 心配なのは、わしがオダを挙げていた元ティップネスの女性インストラクターである。ピアノレッスンやライブは全てアウトだろう。

 わしに金があれば…。それ以上は、よう書かん。

 ミニザトペックへの褒美として、夕飯はカレーにした。具が豚肉とジャガイモだけのカレーに文句を言わさん。

 ジャガイモは根菜類だから、今日は野菜類を摂取したことにする。了

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