交流試合5日目
プー太郎生活1845日目。
試合前のノックをつぶさに見られるというのはオツなものである。
昔、元西鉄の豊田泰光氏が、「試合前のノックを見れば相手の力量がわかる」と言っていた。
強いチームのノックを見ると、「こりゃあ、勝てねぇな」と思ったそうである。
試合前のノックといえば、全盛期のPLがノックだけで相手校をビビらせたという。
全盛期のPLの守備力は高校野球の最高水準を行き、芸術とまで称されたものである。
明石商のノッカーは挾間ガッツ監督ではなかった。挾間ガッツ監督は50をとっくに過ぎているからか?
池田の蔦監督は50代後半でも余裕でノッカーを務めていたぞ。その辺は、さすが元プロ野球選手であった。
挾間ガッツ監督…。ガッツ星人とガッツ石松に頭が行っているのは書くまでもない。
明石商の中森の出来はそんなに良くなかった。試合後のインタビューでも、「終盤にバテた」と言っていた。
終盤にスタミナ切れになったのは、コロナ禍で投げ込んでいなかったからであろう。
明石商は公立校だし、隠れてうどんを食べていたマンモス西のようなことは出来なかったに違いあるまい。
明石商の看板打者の来田も振るわなかった。左対左でも、あの程度の左腕を打てないようではあかん。
私立全盛の現在、プロ注目の同級生が2人公立校に入学するというのは、ある意味、奇跡だと言える。
しかし、ツーマンチームでは激戦の兵庫大会を勝ち抜けない。秋も独自大会も、明石商は兵庫大会で優勝できなかった。
明石商が昨年、春夏とも甲子園に出場できたのは、重宮、安藤など他にも好選手がいたからである。
その点、今年の明石商は小粒だった。選抜大会が実施されていたとしても、2回戦あたりで敗退していたであろう。
ところで、桐生第一の福田前監督は、明石商-桐生第一の試合をどういう思いで見ていたのだろうか?
福田前監督は、桐生第一の監督を不本意な形でクビになったのでな。ちなみに福田前監督は、あの浪商-上尾で上尾のトップバッターであった。
21世紀枠の帯広農が秋の関東王者で神宮大会の準優勝校の健大高崎に勝つとは誰も予想しなかったであろう。
天理の負けに吐いたというトトカルチョファンの中年のおっさんは、この試合でも吐いたか?
明日あたり、またゲンダイ編集部に不機嫌電話を掛けてくるかもしれんな。
健大高崎ナインはストレスが溜まったなんてものではなかったろう。実際、健大高崎の攻撃は説明の仕様のない嵌り方をしていた。
相手が4つもエラーをしてくれたのに、1点止まりたぁ。持前の機動力を発揮する前に併殺打の山を築いた。
9回のジャッジも健大高崎にはハガかった。先頭バッターのセーフティーバントはセーフに見えたが…。
大会屈指の左腕・下の出来も悪かった。140㎞台のボールが1球もなかったぞ。
あれでは交代も仕方ない。やはりコロナ禍で調整がうまくいかなかったのか?
下が不調だったことで打撃陣が焦ったようである。とにかく攻めが雑だった。
第3試合は、今日の試合では最も面白かった。9回裏が簡単に終わらなかったし。
それにしても、140㎞の球を投げるピッチャーが多いな。140㎞右腕は完全にインフレ状態になっている。
昨夏の大会と交流試合を見て、山形は鶴岡東時代に入ったと思った。事実、鶴岡東は全国でもかわい子ちゃんではない。
明日は、何と言っても東海大相模-大阪桐蔭が楽しみである。
ただ、大阪桐蔭が独自大会で履正社に完敗したことで、やや色褪せ感があることは確かである。
大阪桐蔭としては、履正社戦の後遺症が心配される。特に打ち込まれた藤江の状態が気になる。
履正社戦に秋に4番を打った仲三河が出ていなかったが、怪我をしているのか?
東海大相模の状態はわからん。東海大相模がフルメンバーだったら、東海大相模がやや有利か?
さ、これから遅い夕飯だ。今日はピザとソーセージを食べる。
朝飯が理想的だから、それでも構わんのじゃい。その証拠に快便の金太郎アメである。
今日も寝るまでに本格的なクソをすることになろう…。