交流試合6日目

 
 プー太郎生活1846日目。

 あ゛~、終わってしまった。夏の大会とは別の感覚のロスに見舞われている

 今大会はロースコアの試合が多いことが目についた。いわゆるラグビー試合は1試合もなかった。

 また、各校のキャプテンのインタビューを聞いて、
「各校ともキャプテンがしっかりしているな」と思った。

 その辺は、
「キャプテンにしたら悪さをしないだろう」でキャプテンに指名された愛甲や人望がなかったダルビッシュとは違った。

 そういう例外を除いて、キャプテンは一角の人物であることが大半である。

 なのにキャプテンが3年の春に他の3年生部員数人と共に退部するとは…。
 
 1995年の帝京の話である。当時の三白眼の男のパワハラは、それだけ凄まじかったのだろう。

 話を交流試合に戻すと、今大会はホームランが極端に少なかった。二塁打と三塁打も、あまり出なかった。

 多くの打者が調整不足だったということか? それとも、各校のピッチャーが良かったのか?

 おそらく前者だろう。そんなに好投手はいなかったからな。

 ここで、今日の3試合を振り返りたい。

 第1試合の試合前にムーミンが50歳と紹介されて驚いた。

 ということは、辻内、平田を擁してのスーパーチームだった2005年時は35歳だったのか。

 当時もデブだったが、顔面年齢も当時のままのように見える。若いエキスを吸っているから老けないのだろう。

 第1試合はランニングスコアを見れば接戦だが、内容では大阪桐蔭の完勝だった。

 エース左腕の藤江が東海大相模打線をほぼ完璧に封じた。なにせ、5回まで被安打1だった。

 これは予想外であった。履正社で打ち込まれた後遺症が心配されただけに。

 東海大相模としては、相手外野手の2つのファインプレーが痛かった。

 外野手のファインプレーは長打をアウトにするから、相手に与えるダメージは大きい。

 ともかく、3安打では勝てん。逆に言えば、3安打でよく2点取ったものである。

 東海大相模とすれば、選手起用に悔いが残ったのではないか? 

 2番手ピッチャーが大阪桐蔭にとってはカモに見えたし、強打の山村が2番だったのも疑問だった。

 しかし、東海大相模がどうのこうのと言うよりも、今日の試合では大阪桐蔭の強さを誉めるべきだろう。

 ここぞという場面でタイムリーが出るし、選手層もクソ厚い。その大阪桐蔭を独自大会でクラッシュした履正社は恐るべしだ。

 試合後のインタビューは、当然のことながら両校でテンションが違った。門馬監督と山村主将の悔しさがビンビン伝わってきたわ。

 「おい! 智弁和歌山はどうなっているんだ! 何でエースが先発じゃないんだ!」 

 またぞろ、トトカルチョファンの中年のおっさんがゲンダイ編集部に不機嫌電話を掛けてきたかもしれんな。

 わしも、
「何で、150㎞右腕の小林が先発じゃないんだ?」と首を捻った。

 智弁和歌山の先発のサイドハンドを見て、
「こりゃ、かわい子ちゃんだな」と吐いた。

 案の定、尽誠学園打線に乱打された。2回の途中で降板となったが、交代期も遅かった。

 しかも、まだ小林を登板させなかった。トトカルチョファンの中年のおっさんは、ここでブチ切れただろう。

 1-8の6回からの登板では手遅れもいいところ。まさに宝の持ち腐れであった。

 大差を追う展開となれば、智弁和歌山の各打者が焦ったのも無理はない。9安打したものの繋がらず、スミ1で終わってしまった。

 今日の大敗は、智弁和歌山ナインにとってハガい。せっかく独自大会で優勝したのにな。

 山梨学院のエースがアクシデントでベンチ外となり、1年生ピッチャーが先発と聞いて、
「あちゃあ」と呟いた。

 そうでなくとも、好投手を持つ白樺学園の優勢が伝えられていたのだから。

 ところが、山梨学院の1年生ピッチャーが好投した。また、打線もよく打った。

 今、小倉元横浜部長は山梨学院を指導している。次回のゲンダイのコラムで自慢話が聞けよう。

 16試合を見て、中京大中京、履正社、大阪桐蔭が3強と思った。意外に強いと感じたのは、倉敷商と尽誠学園である。

 さすがに、1試合限りではベストナインは選べん。それでも、ベストバッテリーには中京大中京の高橋と履正社の関本を選出したい。

 さ、明日から、またつまんねぇ日々の金太郎アメだ。何とかしてくれ。

 せめて好きな物を好きなだけ食って、日々の憂さを晴らしたい。了

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