またレオ6本立て

 
 プー太郎生活1954日目。

 1つ訃報を知った。フジテレビのスポーツ実況の№1アナだった山田祐嗣氏が亡くなったそうである。

 享年89。長生きであったとは思うが…。

 山田アナは美声の持ち主で、実況もうまかった。それで、フジテレビで中継された日本シリーズやボクシングの世界戦などの実況を任された。

 山田アナの日本シリーズでの実況といえば、78年のヤクルト-阪急の第7戦である。そう、あの上田監督の猛抗議で知られる試合である。

 大杉のレフトポール付近への一打をホームランとジャッジされたことに激怒した上田監督が猛抗議し、1時間19分も試合が中断した。

 この猛抗議は、88年の近鉄-ロッテ最終戦の有藤監督の不毛な猛抗議とともにプロ野球史に残っている。

 上田監督の猛抗議はリアルタイムで体感している。そして、後年、スカパーで再び見た。

 スカパーでの再放送では、山田アナの場の持たせ方に感心した覚えがある。しかし、1時間19分の中止は、アナとしてはクソハガかったであろう。

 山田アナは、ボクシングの実況も実に味があった。解説の矢尾板貞夫氏との掛け合いは、今も記憶に残っている。

 ここに山田祐嗣氏のご冥福をお祈りしたい。

 今日は、午後から号泣組翁から依頼される仕事とは別件の仕事をこなした。

 その報酬効果の報酬として、HDDに録り溜めてあったウルトラマンレオを見た。
 
 今日まで再生していなかったのは17~30話である。

 そんなもん、全部は無理だ。そんな時間的な余裕はないし、ハガいエピソードが多いからである。

 前に6話をフルに見て、ほとんどの話が荒唐無稽だったことで発狂寸前にまでなったが、同じ轍を踏むわしではない。

 というわけで、今日は適当に早送りした。そして、17~22話までとした。それが限界であった。

 17話から始まった
「見よ! ウルトラ怪奇シリーズ」に、まず吐かされた。

 17話の
「狼男・ウルフ星人」ってのは、あんだ! ガキが視聴者とはいえ、ネーミングを少しは工夫せんかい。

 17話では出だしから若い女性が宇宙人に殺され、例によって殺害シーンがリアルに映された。

 だから、それは教育上、良くないって。ただ、今回は宇宙人に乗り移られた女性が最後は助かるという救いがあった。

 18話の
「こうもり怪獣 バットン」もセンスがいいネーミングとは言えん。古代パレスチナの都市・ゴモラが由来の古代怪獣・ゴモラとは対照的である。

 18話は、吸血鬼に襲われた人々が、レオが倒した吸血鬼から得た血清で助かるというハッピーエンドであった。

 それはそうと、レオがバットンとやらと格闘している時間が長いぞ。レオは地球上では2分40秒しか活動できないのに、4分以上も戦っていた。

 19話の
「半魚人 ボーズ星人」にも吐いた。だから、星人の名前に品がなさ過ぎるって。

 19話では、人間と等身大の半魚人に3人の男女が殺された。もう溜息しか出ん。

 20話の
「牡牛座怪獣 ドギュー」にも吐かされた。ガキに見放されて視聴率が下がったのも当然だわな。

 20話では、またまたまた怪獣に人が殺害され、何人もの死体が画面に出てきた。唖然、呆然である。

 それにも増して、少年が飼っていた子熊が殺されたのが気の毒だった。ウルトラマンレオは悲劇的なシーンが多すぎる。

 21話は、それまでの
「見よ! ウルトラ怪奇シリーズ」より遥かに物語性があった。が、ガキには恋愛話はそぐわん。

 21話では、またレオが宇宙人に負け、ダンとの特訓シーンを見せられた。ダンとの特訓シーンは、もういいって。

 22話でレオの弟のアストラを参上させたのは、低迷していた視聴率を回復されるためのカンフル剤だったと思われる。

 それにしても、レオが怪獣兄弟にボコボコにされているシーンは見るに耐えなかった。あれはリンチだ。

 見かねたダンがウルトラ念力でレオの窮地を救ったのは、いったい何度目か? 

 最後は、レオ兄弟が怪獣兄弟を粉砕した。それで子供達の溜飲が下がったかはナゾである。

 22話の
「レオ兄弟対怪獣兄弟」は、カレーを食いながら見ていた。今日のカレーの具も豚肉のみであった。

 それでは、豚肉のカレー煮込みである。簡単に作れるから、それでいいんじゃい。

 現在、午後9時。これからゲンダイを2紙を読む。

 今日も生産性のない日だったような気がする…。了
 

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