欧州選手権・5日目


 プー太郎生活2147日目。

 ついに、わしを注意した男と見えた。そして、サウナでツーショットになった。

 むろん、お互いにシカト。奴は、
「こいつ、やはり来てやがるな」と思ったであろう。

 奴は、1日の再開以来、今日が初めての来館か? だとしたら会費に負けていることになる。

 その点、わしは会費の元を取っている。今日も3時間滞在したしよ。

 帰宅してから、録画したハンガリー-ポルトガル、ドイツ-フランスを再生した。

 ハンガリー-ポルトガルは、昨日のスペイン-スウェーデンのビデオかと思ったわ。

 アウェイのポルトガルが圧倒的にボールを支配するが、相手の粘り強い守りを崩せず。

 大エースのクリスチアーノ・ロナウドも決定的なシュートを外した。

 こうなると死の組に属しているだけにポルトガルには焦りが出る。案の定、パスミスが目立ち始めた。

 そうこうするうちに、カウンターからハンガリーのゴールが決まった。

 …と思いきや、オフサイドで取り消された。ポルトガルイレブンは心胆を寒からしめられたであろう。

 それで命拾いをしたポルトガルに思わぬ形でゴールが生まれた。

 84分、キーパーの正面だったシュートがDFに当たってコースが変わり、緩々とゴールネットに吸い込まれたのである。

 その瞬間、スタジアムが静まり返った。そりゃ、吐くわなぁ。

 その後、ロナウドにPKと技ありゴールを決められ、0-3で試合終了となった。

 ポルトガルとしては3点差をつけたことが大きい。なにせ、残りの2試合の相手がドイツ、フランスだからな。

 そのドイツ-フランスは、スコアは1-0だったものの、内容はフランスの完勝であった。ドイツは、ほとんど何もできなかった。

 フランスはエムバペとポグバが凄かったわ。他の選手もワールドクラスの金太郎アメだし、優勝候補筆頭という前評判通りであった。

 しかし、ドイツも弱くなったもんだ。1失点はオウンゴールによるものだったし、ビッグチャンスは1度だけ。

 そして、何と言っても勝負弱くなった。かつての西ドイツだったら、1点差で負けていても、試合終盤に泥臭いゴールで追いついたものだが…。

 ドイツは次のポルトガル戦も厳しいな。1つ言えるのは、ドイツの優勝はないということである。

 これからすき焼きを食ってから、22時キックオフのロシア-フィンランドを見る。

 魅力に乏しいカードではあるが、WОWОWから元を取るんじゃい。

 なみに、すき焼きの具は、牛肉、しらたき、麩、エリンギ、豆腐、うどんだ。

 野菜類が何にもナイマンなのと、牛肉といってもクソ安い牛肉というのが、わしのオリジナルすき焼きである。

 明日は、号泣組翁と会う。短い時間の逢瀬なのがハガい。

 その帰りに床屋に寄る予定である。ザトペック前におめかしだ。了

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