欧州選手権・最終日


 プー太郎生活2173日目。

 あらっ。イタリアがPK戦で勝ったとは…。

 何で、
「あらっ」と書いたかというと…。

 今日もティップネスから帰ってから録画した決勝戦を見ようと思っていた。

 が、サウナに入ったら若い太っちょが居て、開口一番、
「EURОで大騒ぎですよ」と言ったのである。

 それで、
「イングランドが勝ったな」と思った。「大騒ぎ」ということは、「地元のイングランドが優勝した」と合点したからである。

 それでも若い太っちょに、
「まだ録画したのを見てないので、結果は言わないで下さいね」と頼んだ。

 若い太っちょは、
「わかりました」と答えたが、「今日はティップネスを出前にすべきだった」と、後悔という名の地獄に落ちたのであった。

 最終的な結果は知らなかったものの、イングランドが勝ったと思って見ていたので気合が入らなかった。

 これでは金を賭けないで麻雀をしているようなものである。

 案の定、イングランドが前半の2分に先制した。
「太っちょよ、言わないで欲しかった」と思ったわ。

 が、イタリアが後半にCKから同点に追いついた。そして、延長戦に縺れ込んだ。

 延長戦になるという予想は当たったわけだ。よって、競馬がヘタクソな奴にチップ50枚分のうち25枚分を払わせる。

 それはそうと、試合は終始イタリアペースであった。

 エースのケインと今大会好調のスターリングに全く仕事をさせなかったイタリアのディフェンス陣は流石である。

 かつてのイタリアDFは相手FWを反則まがいのプレーで抹殺したが、今のイタリアはクリーンな守りをするので、イタリアが嫌いでなくなった。

 さて、PK戦である。PK戦になってもイングランドが勝つのだろうと思い込んでいた。

 
「これを決めればイタリアの勝ち」という5人目のPKをPK職人のジョルジーニョが外したのを見て、「やっぱりな」と呟いた。

 ところがである。後攻のイングランドの5人目のキッカーがGKに止められ、イングランドが負けたのである。

 つまり、
「イングランドが優勝した」というのは、わしの早合点だったわけだ。

PK戦線の結果
   1人目  2人目  3人目  4人目   5人目 
 先攻・イタリア    〇   ×    〇    〇     ×  
 後攻・イングランド    〇   〇   ×     ×      ×


 しかし、イングランドベンチは、なぜ、一番プレッシャーが掛かる5人目のキッカーを19歳のサカにしたのか? 

 PKを失敗して号泣するサカを見てられなかったわ。

 何度も書くが、PK戦は残酷だ。必ず誰かが失敗するわけだからな。

 国際ビッグマッチの決勝戦は再試合システムにすべきではないか? 

 日程面、試合会場の確保などでクソ大変ではあるが。


 選手もハガかったが、ウェンブリー・スタジアムに観戦に来たイングランドサポーターもクソハガかったわな。

 ロイヤルファミリーも含めて、全員が吐きまくりながら帰途に着いたであろう。

 実際、イングランドファンからすれば、トラウマになるような結末であった。

 わしもイングランドに肩入れしていて、さらに早合点していたので、まだ呆然としている。

 昨晩はパブで憂さ晴らしをした奴がクソ多かったはず。それがコロナの拡大の要因になったら、更にクソハガいことになる。

 イタリアとすれば、18年のロシアW杯に出られなかった鬱憤を晴らしたわけだ。

 グループリーグからイタリアの試合を全て見たが、イタリアが大会のベストチームであったことは確かである。

 今日でヨーロッパ選手権が終わってしまった。

 始まると終わりがあっという間に来るのは、ワールドカップや甲子園大会と同じである。

 わしには、まだ7月末にWОWОWを解約するという大仕事が待っている。

 解約の電話には、どうにもプレッシャーを感じるのである。

 大相撲9日目? まだ頭の中がガッツ星人の最期のような混乱状態なので、よう書けん。

 土曜版のゲンダイを読むことによって、頭の中をクールダウンさせたい。了

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