大会10日目


 プー太郎生活2211日目。

 数日前、大阪桐蔭-近江について、
「波乱の目は十分にある」と書いた。

 その実、大阪桐蔭が近江に負けるとは思っていなかった。それがよもやの敗戦。

 
「子供達が、子供達が」と暑苦しく迫った木内元監督の「甲子園大会は2戦目が最も難しい」を実感した。

 今日も朝ドラトラップがあったので、7時59分からBS・朝日にチャンネルを合わせた。

 NHKよ、ええ加減にしとけや。サブチャンネルで試合開始から中継せんかい。

 大阪桐蔭が先攻なので、何か嫌な予感がした。だが、初回にいきなり3点を先取した。

 
「やっぱ大阪桐蔭は違うな」と思ったのだが…。

 その3点にしても、ライトのファインプレーがなかったら、もっと点が入っていたはず。

 初回の点が5~6点だったら全く違う展開になったことは南海権左でもわかる。

 2回表にもソロホームランで1点を加え、4-0とした。それでも何か嫌な予感がしていたことは確かである。

 その不安を掻き立てたのが、3回裏の近江のスクイズによる1点である。

 
「4-0からのスクイズだから大したことはない」と思った奴はトーシローよ。

 解説の大矢さんも、
「あのスクイズが大きかったです」と言っていたぞ。

 近江は、4回、5回にも1点ずつ返し、3-4になった。

 この間、大阪桐蔭は、立ち直った山田からヒットもロクに打てず。

 それでも近江の多賀監督は、7回に山田から岩佐にスイッチした。

 それが近江の勝ちパターンであり、試合は完全に近江ペースとなった。

 なのに、7回の先頭打者のピッチャー・竹中にムーミンは代打を送らなかった。

 それにはアナも不思議がった。わしも、てっきり代打だと思ったぜ。

 竹中の続投が裏目に出て、その裏に同点に追いつかれた。

 だから竹中を引っ張り過ぎだって。それは大矢さんも指摘していた。

 同点になったからには、8回からエースの松浦を投入と思いきや、2年生の川原を登板させた。

 ムーミンは、今後の日程を考えて松浦を温存しようと思ったのか? だとしたら、その時点で負けだ。

 それについては鍛治舎デブ監督が、
「解説者時代、次の試合を見た監督は全て負けています」と言っている。

 案の定、川原は勝ち越しの2点を取られた。ムーミンよ、そういうのを采配ミスと言うんだよ。

 9回表、先頭バッターの野間の強烈なライナーがピッチャーのグラブに収まった。

 この時点で大阪桐蔭の勝ちは消えたも同然。3者凡退で最後の攻撃を終えたのであった。

 それにしても、大阪桐蔭が4-0から逆転負けを喫するたぁ。そんなの、大阪桐蔭じゃねぇ。

 95年の選抜において、会社でのトトカルチョでPLに賭けていたアベの、
「あんなの、PLじゃねぇ」を思い出したわ。

 試合終了後、吐きながら家を出た。2回目のワクチン接種を11時半に控えていたからである。

 その行きの電車の中でも吐き続けた。医院に着いても吐き気は収まらなかった。

 いつの間にか、大阪桐蔭に惚れていたくせぇ。

 いつの間にかじゃねぇ。秋の大阪大会から大阪桐蔭の動向をずっと気にしていたじゃねぇか。

 今も、夏の大阪大会の準々決勝からの死闘3連戦を思い出して吐いている。

 死闘3連戦をくぐり抜けた大阪桐蔭は、甲子園大会で大きく勝ち進むと思っていたのだが…。

 明日から3回戦か…。

 朝日が挙げた大会6強のうちで残っているのは、智弁学園と智弁和歌山だけ。

 準々決勝で両校は当たらない組み合わせだし、決勝戦は兄弟校対決になるやもしれんな。

 2回目のワクチン接種であるが、今日も綺麗な医療スタッフに注射された。

 今日は色々と質問してやったわい。それはセクハラか? 

 
「お一人暮らしでしょうから、副反応に備えて、帰りにスポーツドリンクとかゼリーを買った方がいいでしょう」 

 ん? 何で、わしがチョンガーだとわかったんだ? 

 わしの質問攻めに危ういものを感じたのか? そうとしか思えん。

 まあいい。今のところ副反応はないしよ。

 その人の言うことをシカトとして、帰りにコンビニでパンを3つ買った。

 よって、今日の夕食も0点である。この0点街道がどこまで続くか、わしにもわからん。

 あに? 今日、女子高校野球の決勝戦が甲子園で行われただと? 

 それについてはノーコメントだ。わしは女性蔑視発言の団塊おっさんじゃないのでな。

 今晩は大阪桐蔭ショックで寝そびれるかもしれん。

 それでも明日も7時半に起きる。毒を食らわば皿までもだ。了

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