大会13日目
プー太郎生活2214日目。
NHKがたるんどるせいで、今日もBS・朝日からの観戦となった。
BS・朝日での第1試合の解説は山下元星稜監督であった。
山下元星稜監督は、ホント、じぃさんになったな。青年監督のイメージが強いだけに、よりそう思った。
「星稜は負けて有名になった」と、山下元星稜監督は常々言っている。
箕島戦、松井の5打席連続敬遠の試合。山下元星稜監督は、さぞや無念であったろう。
山下元星稜監督は、第1試合を投手戦と予想した。わしは、京都国際が序盤からリードする展開になると思っていたが…。
京都国際の先発は、エースの森下ではなかった。京都国際の小牧監督は球数制限のことを考えたのか?
いや、京都国際は2番手ピッチャーも経験豊富だから、それに賭けたのだろう。
敦賀気比の東監督は、エースの本田で臨んだ。それが王道だが。
試合は、山下元星稜監督の予想通り投手戦になった。わしの予想は思っくそ外れたわけだ。
好投していた両投手であったが、両ベンチが継投を選択した。それでも試合は動かなった。
が、0-0の8回表に京都国際にミスも出て、敦賀気比が2点を先取した。
8回まで来ていたので、この2点は大きいかと思われたが…。
8回裏、京都国際は8番バッターのツーベースをきっかけに同点に追いついた。
8回の両校の2点はともに四死球が絡んだが、それはもう仕方なかろう。
9回裏の京都国際のサヨナラ劇は、ライトのミスによるものだった。
緊迫した試合はミスをした方が負ける。そういう試合を何試合見たか、わからん。
智弁和歌山-石見智翠館は、智弁和歌山が勝つとは思っていたが…。
智弁和歌山としては、これ以上ない会心の試合であった。打線は毎回のように得点し、エースの中西を温存できた。
それにしても、智弁和歌山の投手陣の厚みはあんだ? かつてのシャワシャワ投手力とは大違いだ。
智弁和歌山の5点目のスクイズは全く読んでいなかった。5回表の4-0のワンアウト1、3塁で、バッターは3番だったのでな。
智弁和歌山は新チームも楽しみである。今日の試合で先発した塩路らが2年生だからである。
わしは、夏の大会を見ながら、新チームのこともチラッと考えているんじゃい。
智弁和歌山は15年ぶりのベスト4か。15年前の智弁和歌山は、帝京との死闘が語り草である。
15年前といえば、早実-駒大苫小牧の激闘が知られる。
しかし、あれからもう15年たぁ。悩みが何にもナイマンだったあの頃に戻りてぇ。
第3試合は間違いなく今大会のベストゲームだ。大矢さんの「高校野球の醍醐味を味わいました」の一語に尽きる。
こういう試合があるから高校野球を見ることを止められない。役満を和了る快感があるから麻雀を止められないのと同じと言える。
智弁学園にとって、明徳義塾は嫌な相手であった。それでも、ここまで手こずるとは予想外であったろう。
9回表に代木に勝ち越しホームランが出たのを見て、「これは負けパターンだな」と思った。
それまで打線が変則左腕の吉村に2安打に封じられていたからである。
ただ、明徳義塾が1点リードした後のワンアウト満塁を併殺で凌いだのが智弁学園には大きかった。
9回裏は、1番の垪和からという打順の巡り合わせも良かった。
しかし、ワン・ワンからの1球はストライクではなかったか? ボールの判定にマウンドの吉村が吐いていたように見えたのだが。
結局、フルカウントからレフト前ヒットを打たれた。
3番に前川、4番に山下と、今日の試合でヒットを打っているバッターが控えているから送りバントがセオリー。
そこを打者の判断でバスターして、ヒット。ノーアウト1、2塁でもバッターが前川なら打たせるのみ。
それが何とデッドボールでノーアウト満塁。さらに山下には押し出しのデッドボール。
こうなっては、もう流れは止められない。普通のセカンドフライが前進守備をしていたことでサヨナラ打となった。
というわけで、智弁学園が何とか明徳義塾に逆転勝ちした。
こういう試合をものにしないと優勝はないという試合を智弁学園がしたということか?
それにしても、馬淵のおっさんはしたたかだった。
まず、代木の先発を仄めかしながら、吉村を先発させた。
4回の満塁での初球スクイズ、9回のヒットエンドランなど、らしい采配も見せた。
それだけに、今日の試合を落としたのは痛恨もいいところ。とはいえ、チーム力では智弁学園が上だったことは否めない。
智弁学園の勝利で、ベスト4の顔ぶれは近畿勢で占められることになった。
夏の大会では初めてのことだろう。いや、初めてに違いない。
選抜では79年に、箕島、PL、浪商、東洋大姫路がベスト4だったことがあるが。それにしても、えぐいメンツだ。
抽選の結果、智弁和歌山と智弁学園は準決勝では顔を合わせないことになった。
こりゃあ、決勝戦が兄弟校対決になる公算が高いな。
神戸国際大付は、夏の大会は勝っても負けても1点差のゲームを演じてきた。
が、今日は8回を終わって、2-6。しかも、わずか3安打。なので、今日は、その記録がストップすると思われたが…。
9回表もツーアウトランナーなし。そこから5番バッターが粘ってフォアボールで出た。
その後、代打らが連打し、なんと4点差を追いついた。
しかし、山田を再登板させ、同点止まりにしたことで、近江はサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
サヨナラの場面はヒットエンドランの成功によるものだった。ランナーが俊足でなかったら、1塁から一気に生還できなかったであろう。
勝利インタビューで多賀監督が感極まっていた。苦しい試合を最後にキャプテンが打って勝ったことで涙腺が決壊したようである。
近江は20年ぶりのベスト4か。2001年は対戦相手に恵まれた面が多分にあったが…。
今回は大阪桐蔭など強豪を連破してのベスト4だから価値が高い。
神戸国際大付は、今日も1点差で負けたわけか。これはもう甲子園の七不思議の1つと言えるのではないか?
あに? 準決勝は9時にプレーボールだと?
やぶねぇ。11時からだと思っていたわ。
9時からだから妙なトラップがないのが助かる。朝ドラトラップは、はた迷惑にも程がある。
ハガい。昨日の日記でも誤記をした。
誤:リーフしたのもエースの渡辺ではなかった
正:リリーフしたのもエースの渡辺ではなかった
話し方教室ってのはあるが、校正教室ってのはないものか?
今日も校正ミスをしていると見た。「校正力がない奴が1人で校正しているだから仕方ない」と開き直させてもらう。了