リーダーシップ


 プー太郎生活2222日目。

 今朝は、半覚醒の中、うなされた。

 オマーンのヘディングシュートが決まったシーンが夢に何度も出てきたのである。

 それほど昨日の負けは悪夢だったわけだ。とはいえ、ドーハの悲劇の日の夜とは比較にならない。

 あの晩は、布団に入って目を瞑っても同点ヘッドのシーンが頭から離れず、ほぼ一睡もできなかった。

 しかし、翌日は出前を取らなかった。職場の連中と心の傷をなめ合いたいと思ったからである。

 オマーン戦が終わってから間もなく日刊スポーツのサイトにセルジオ越後のコラムがアップされた。

 
「最悪のスタートだ。オマーンに力負けだな。

 日本はチャンスを作れず、得点できなかった。

 今まではチャンスを作ったけれど決定力不足で0点というパターンはあったが、得点機も作れなかった。

 こういう試合を完敗と言うんだよ」 


 いや、ホント、チャンスはほぼ皆無だった。だから、後半の途中からスコアレスドローでもいいと思っていた。

 それがまさかの失点。PKを取り消してもらったラッキーを生かせねぇたぁ。

 オマーンが1か月合宿を張って日本戦に備えたと聞いた時は、
「あー、そー」という感じで歯牙にもかけなかった。

 しかし、その合宿の成果で日本は何もできなかった。

 つまりは、なんとかビッチというオマーンの監督と地味監督のサッカーIQの差がモロに出たというわけだ。

 試合後、
「森保、解任」がネットのトレンドになったくせぇ。

 普段はネットの声に無関心なわしだが、ネットに接してみた。

 わしも、多くの奴が唱えている
「森保、解任」に激しく同意だ。

 サッカーIQが低いのもさることながら、覇気やリーダーシップがなさ過ぎる。

 ボスニャックはエキセントリックだったが、奴の方がサッカーIQや覇気の面で優れていたことは確かである。

 今朝の日刊スポーツのサイトで、オーストラリアとサウジが勝ったことを知った。

 グループ内で2位でもいいのだから、どこか1つの国が走っても構わん。

 が、オーストラリアとサウジが並走するような形になったらまずい。

 オーストラリアとサウジの対戦は、どちらかが連勝するのが望ましい。

 って、今はそんなことを考えている余裕は何にもナイマンだ。

 次の中国戦で負けたらもちろん、引き分けでも赤信号が灯る。

 ティップネスから帰宅して、菅が辞意を表明したことを知った。

 ま、当然だな。リーダーシップや知性が何にもナイマンの奴に、これ以上、総理は無理よ。

 これで次の衆議院選で自民党の大敗はなくなったな。

 バカな国民が多いから、新総理になったら内閣支持率が上がるのは目に見えている。

 それでも菅なら岸田や石破の方が数段まし。どちらが総理になっても安倍を葬れ。

 リーダーシップといえば、今の日本代表に長谷部のようなリーダーシップがある選手がいないのもハガい。

 吉田にもキャプテンシーはあると思うが、長谷部ほどのリーダーシップはない。

 それと、本田みたいに頭の線が切れた奴が不在なのも、今の代表の弱点の1つではないか? 

 こういう窮地に立った時は、本田のようなメンタルモンスターが必要なのだが…。

 それと、岡崎のような泥臭いプレーをする選手も今のチームには見当たらない。

 やはり岡崎も得難いプレーヤーだったんだな。

 夜7時過ぎに弟から電話があった。

 弟は、昨日の試合での不満を職場で爆殺させられず、ストレスを抱えていたくせぇ。

 まあ、出るわ、出るわ、昨日の試合についての愚痴が。

 弟は、今、かみさんとその両親と暮らしている。

 昨日は4人で試合を見ていたとのことだが、義母が色々と話し掛けてきたのに吐いたという。

 
「気ぃ狂いそうになっていたのに参ったよ」か。わしなら不機嫌攻撃を炸裂されていたな。

 弟と意見が一致したのは、
「ワールドカップに行けない」ということであった。

 しかし、まだ9試合ある。即刻、森保を更迭せよ。

 阪神が読売に勝っても、何も感じん。昨日の試合の後遺症だろう。

 昨晩の睡眠には不満だったので、今日はそのリベンジをしたる。

 ソーメン、海老天、ゆで卵という夕食だったから、今晩はぐっすり眠れよう。了

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