偶然とは思えん


 プー太郎生活2319日目。

 今日は大塚の医院での診察日だったが、今回は主治医の診察ではなかった。

 正直言って、大塚まで行って損をした気分になったわ。

 主治医は、まだ完全な状態じゃねぇくせぇ。本当に完治するのか、心配だし、不安である。

 今日の担当だった若い医師に悪玉コレステロール値を下げる薬のスタチンの処方を申し出た。

 それで今日の夕食後にスタチンを服用した。飲み忘れに細心の注意を払いたい。

 帰宅してラインをチェックしたら、競馬がヘタクソな奴からラインが来ていたのに気がついた。

 
「昨日、テッポウ野郎からラインがあり、正月に麻雀をやろうとのことです。如何ですか?」 

 昨日、奴とテッポウ野郎のことを電話で話した。

 それで、その日にテッポウ野郎からラインがあったとは、にわかには信じ難い。

 おめぇの方からテッポウ野郎にラインしたんじゃないか? そうとしか思えん偶然だ。

 引退宣言をしたとはいえ、麻雀をやりたいのは山々である。

 しかし、13時間も留守にするのは、小太郎には相当きつい。

 なにせ、長時間留守番させることは、犬にとって拷問だというからである。

 それと、麻雀をやると服とかにタバコの匂いがつくのも嫌だ。

 なので、返事は保留にした。言っとくが、それは卓外戦術ではないぜ。

 それはそうと、テッポウ野郎が健在なのは良かった。

 中小の塾の経営者だから、コロナ禍で塾が潰れて路頭に迷っているかと思っていたわ。

 もしかして転職したのか? それなら、ここ2年の空白の説明がつくな。

 テッポウ野郎は何回か転職を繰り返している。勤めた中で最悪だったのはアマゾンだという。

 「アマゾンは人が働くような会社じゃありませんよ」か。

 アマゾンがスーパーブラック企業なのは想像がつく。わしなら1日も持たないだろう。

 今日の夕飯も、コンビニで買ったパン3個というデタラメさだった。 

 偏食家のわしに食生活は変えようもないから、スタチンが最後の砦だ。

 来年の定期健診の結果も悪かったら、またその時に考えたい。了

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