大会6日目
プー太郎生活2423日目。
大阪桐蔭は順当勝ちだったが、楽勝ではなかった。
それは鳴門の左腕・富田を打ちあぐねたからである。
富田は打ちにくい左腕だった。春の時点では最も当たりたくない投手であったことは確かである。
それでも3点を取ったのは、さすがの勝負強さと言える。
ただし、3点目のスクイズは、わしは読んでおった。ま、岡目八目だがな。
大阪桐蔭の先発が右腕の川原と知った時はやや吐いた。昨夏の近江戦での乱調が頭に残っていたからである。
が、今日は好投した。1点を失ったものの、四球は出さず、安定感があった。
川原の完投は、タイトな日程をこなせばならない大阪桐蔭にとっては大きい。
次の広島商戦も大会左腕№1の前田を温存するだろう。
広島商の投手力はシャワシャワなので、大阪桐蔭打線が炸裂するのは間違いない。
そんな試合で前田を投げさせることをムーミンはしまい。
ムーミンが勝利監督インタビューで面白い表現をした。
「今日は一本勝ちはではなく、寝技で勝ちました」
まさに、そんな感じであった。優勝するには、そういう勝ち方を求められる試合がある。
大阪桐蔭のブロックには、明秀日立以外は骨のあるチームが存在しない。
大阪桐蔭は投手陣が多彩だし、決勝戦に進出する可能性は7~8割と見た。
大阪桐蔭-鳴門で、1回戦の16試合が消化された。16試合でホームランが1本たぁ。
好投手が多いというわけではないので、どのチームもコロナで打ち込み不足なのだと思われる。
と思っていたら、浦和学院にホームランが出た。2本のホームランが2本とも浦和学院とはよ。
その浦和学院が和歌山東に圧勝した。とはいえ、浦和学院は大型チームではない。
浦和学院にとっては、次の九州国際大付戦が試金石になる。
九州国際大付はまごうことなく大型チーム。九州国際大付の有利は否めない。
ところで、浦和学院の森大新監督も選手に厳しい練習を課しているのだろうか?
森士前監督時代は軍隊式の練習方式だったというが…。
北朝鮮のミサイル発射のニュースで、第3試合の終盤が臨時ニュースになって暴れた。
そういう時はサブチャンネルで中継せんかい。何のためのサブチャンネルなんだよ。
仕方ないので、ネットの「選抜ライブ」で見た。が、画面がクソ小さくて吐いた。
まあ、それでも録画していた奴らに比べれば数段まし。再生してキレたであろう。
試合は九州国際大付の完勝であった。勝因は、広陵打線に最後まで的を絞らせなかった香西の好投である。
逆から見れば、広陵打線は香西の術中に嵌ったというわけだ。
広陵にとっては、8回裏の攻撃がハガかった。
ノーアウト1塁から、2番バッターのセンター返しの打球がピッチャーのファインプレーで併殺。
その後、3、4番に連打が出ただけに痛い併殺であった。
4番の佐倉に当たりが出たし、今日の試合は九州国際大付にとっては会心の内容だったと言える。
いや、そうでもないか。残塁の山を築いたからな。
それだけに8回表の黒田の2点タイムリー・スリーベースが大きかった。
しかし、その場面は選抜ライブでの視聴。大画面で見たかったぜ。
大画面で見て良かったのは、今日のオーストラリア戦である。
無理やり時間給を取った弟も、「これで3,000円なら安い」と言っていた。
だが、すぐに解約するそうである。そういう奴が多いと思われる。
それにしても、よく勝ったもんだ。0-0でもOKだったのだから。
ただ、前半にポストとバーを叩いたシュートには吐いた。「あれが決まっていれば」にならずに良かったわ。
前半のカンガルーのCKの場面では心胆を寒からしめられた。
キーパーの権田のポジションがデタラメでゴールを割られたのだが、キーパーチャージを取ってもらって助かったのであった。
あれがゴールと認められていたらと思うとゾッとするわい。
しかし、オーストラリアも弱くなったもんだ。現地で、「史上最弱」と評されているくせぇ。
3戦を終えて1勝2敗の時点では絶望だと思っていた。
だからして、ターニングポイントはホームのカンガルー戦での勝利である。
その試合で引き分けていたら終わりだった。言ってみれば、奇跡的な出場である。
ワールドカップに出るか出ないかでは天と地の差。出場したら本戦の抽選も楽しめるし。
それでもセルジオ越後は明日のコラムでケチをつけると見た。
「今のチームではグループリーグを突破できないよ」とか。
ワールドカップ出場が決まって全員が喜んでいたが、植田、柴崎、久保らは複雑であったろう。
植田と柴崎は決定的なミスをしたことで出場機会を失った。久保は伊東の大活躍で出番がなくなった。
こうしてみると、今日の試合が地上波での中継されなかったのはシャレにならないな。
こんなの、サッカー先進国じゃねぇ。イングランドやドイツではあり得んよ。
お陰様で解熱剤を飲まずに済んだ。それが何よりだ。
明日はプロ野球が開幕する。ヤクルトが負けて、読売が勝ったら解熱剤のお世話になろう。了