潮時だな

　プー太郎生活2584日目。

　３日連続で吐いた。トリミング代が来月から500円値上げたぁ。

　一昨日は解約の電話、昨日は管理・修繕積立費の値上げを知らせる手紙。

　インパチを打ったところに、連続で2,000点の手を振り込んだような気分だ。

　それよりも、今日のトリミングで不審を抱いたのと不快な思いをしたことの方が問題だ。

　不審を抱いたとは、肛門腺絞りをやってくれなかった疑いである。

　わしは、いつもトリミングの様子をガン見している。だから、それがわかった。

　それは今回だけではない。前回も同じ人に当たって、肛門腺絞りをやったようには見えなかった。

　不快な思いとは、以下のことである。

　トリミングが終わると担当のトリマーがわしに小太郎を渡すのが常である。

　が、今日は担当のトリマーが他のトリマーに小太郎を預け、トリミング室に戻ってしまった。

　だから、肛門腺絞りのことを聞けなかった。

　それだけではない。どのトリマーもトリミングの終了後にいい匂いのする香水をつけてくれるのに、今日はつけてくれなかった。

　こんなことは初めてである。ちょっとしたことかもしれないが、不快な思いをした。

　今のベテラントリマー達は、トリミングをあくまで仕事としてやっている感がある。

　辞めてしまった若いトリマーらは愛情を込めてトリミングをしていたのが傍目にもわかったのだが。

　だから、今のベテラントリマー達に思い入れとかは何にもナイマンだ。

　こりゃあ、潮時だな。来月から値上げだし、近所の動物病院でトリミングを受けるとするか。

　で、近所の動物病院のトリミングの値段を調べたら、今のトリミング代よりも1,000円近く安かった。

　むろん、電車賃は掛からない。往復で約600円の電車賃が浮くわけだ。

　それと、近所ならトリミングの日が雨や雪であっても、そうハガいことはない。

　何より、トリミングの前に、毎回、獣医師の触診があるというのが魅力的である。

　もう答えは出た。10月の予約をキャンセルして、近所の動物病院に鞍替えだ。

　しかし、その１歩が踏み出せないのがわしだ。キャンセルの電話をするのがプレッシャーだしよ。

　あんだ、今日の阪神－読売は！　途中で見るのを止めたわ。

　甲子園球場に観戦に行った阪神ファンはお気の毒様だな。

　わしなら６回かそこらで席をけたくってとるわい。

　クソ～、９月になってからストレスが溜まることの金太郎アメだ。

　明日は家に引き籠って大人しくしていよう。さすれば大過なく過ごせよう。

　これから風呂に入ってからアイスを食って、少しでも憂さを晴らしたい。了