闘魂、燃え尽きる
プー太郎生活2611日目。
猪木、死す。
今朝、その報に触れて呆然とした。
わしは猪木信者ではないが、猪木のファンではあった。だから、ショックは大きい。
梶原一騎の「プロレス スーパースター伝」などで、猪木の数奇な人生を知っている。
まさに波乱万丈の人生であった。
以下に猪木の印象に残っている戦いやエピソードなどを列記したい。
ただし、時系列はランダムである。
・ルスカとの死闘…バックドロップ3連発でKО勝ち
・モハメド・アリとの世紀の一戦…実現不可能と言われたマッチメークだったが、猪木が寝ころんだ瞬間に引き分けが見えた
・新日本プロレスへの鞍替え…「太陽にほえろ」の放送と時間帯が被っていたが、高1の頃から新日本プロレスを見るようになった
・ウィリー・ウイリアムスとの決闘…わしは熊殺しのウィリーが勝つと思っていたが、極真空手の関係者は猪木の強さに驚いたという
・超過激なプロレスを標榜…新間寿を懐刀に、ファンがワクワクするようなカードを実現した
・馬場の全日本プロレスとの外人レスラーの引き抜き合い…ブロディとアンドレの試合が実現しなかったのは残念であった
・国際はぐれ軍団との闘争…ラッシャー木村、アニマル浜口、マイティ井上との1対3のハンディキャップマッチはナイスな企画であった
・ホーガンに失神KО負け…猪木が勝つという段取りになっていたとの話である
・参議院選に当選…共産党支持のわしは猪木に投票しなかったが、猪木の当選にガッツポーズをした
・猪木ボンバイエ…数知れないレスラーの入場テーマ曲で最高の曲だと思っている
・強烈な自負心…「俺と小川直也を一緒に竹下通りを歩かせてみろ。どっちに人垣ができるが、言うまでもないだろ」
わしは、馬場と猪木をプロレス界のONだったと思っている。
2人の重しが取れてからプロレス界が四分五裂したのが、その証左である。
ただし、人望という点では、馬場の方が遥かにあった。
全日本プロレスのレフェリーだった和田京平氏らが、「馬場さんには本当にお世話になった」と言っている。
が、「猪木さんには大変お世話になった」というのは、あまり聞かない。
倍賞美津子と離婚し、新間氏とは仲違いした猪木は癖があったようである。
とはいえ、一度、闘魂注入ビンタを食らいたかったものだ。
ここに、アントニオ猪木氏のご冥福をお祈りしたい。
「巨星、堕つ」の報に触れ、今日は放心状態で過ごした。
ホント、ザトペック作業を辞退していて良かったぜ。
1週間前のザトペック中のわしに、「ダメ出し原稿を書いている」と言ってやりてぇ。
読売がDeNAに敗れ、CS進出の望みが絶たれた。
その試合をダゾーンで見ていた。1-0の試合だったので力が入ったわ。
これでCSを楽しめる。むろん、ヤクルトの勝ち抜けを願っているが。
日記をアップしたら報知のサイトに飛ぶ。もっとも、読売ファンの多くが諦念気味だったが…。
報知での読売ファンの悲憤慷慨ぶりを堪能できるのも、ザトペック作業から解放されたからこそである。
ザトペック作業が如何にわしを圧していたかを、あらためて実感するぜ。
というわけで、報知のサイトへGоだ! 了