ザトペックデー⑤

　
　プー太郎生活2841日目。

　ザトペックデーの朝は、クソ麻雀の日の朝と同じく、早く目が覚める。

　起きたのは８時過ぎだった。８時でも、わしには早起きなんじゃい。

　朝のルーティンをこなしながら神田正輝が司会の旅番組を久々に見たのだが…。

　レポーターがラッシャー板前でなくなっていた。

　で、新たなレポーターを検索してみたらジャニタレだったので吐いた。

　ジャニタレがテレビ番組に毛細血管のように入り込んでくさる。

　しかし、ラッシャー板前もハガいな。数少ないレギュラー番組を降板たぁ。

　女性司会者も松下奈緒に代わっていた。若くて綺麗なのに交代させたというわけか。

　朝のルーティンを終え、スポーツ新聞のサイトをチェックした。

　って、早くザトペックを開始せぇや。

　今日は「かいし」と入力して「怪死」と変換されなかったぞ。

　今日のスポーツ紙の一面はこぞって市川猿之介関連であった。

　ワイドショーなんざ見ないが、大騒ぎになっているようだな。

　歌舞伎界はガッツ星人の最期の時のような混乱状態になっていよう。

　歌舞伎の「か」の字も興味がないわしでも市川猿之介の名前は聞いたことがあるしよ。

　歌舞伎に関してはカルト級の知識があるという‘とっつぁん’のかみさんは、さぞや悲嘆にくれていよう。

　‘とっつぁん’はかみさんに数えきれないほど歌舞伎鑑賞に拉致されたが、そんなのに毎回付き合うからナメくさられるんだよ。

　わしは中３年の時、学校行事で歌舞伎を観に行ったことがある。

　「高名の木登り」の演目は国語の教科書に載っていたので歌舞伎役者のセリフがわかったが、もう１つの演目はセリフが聞き取れなかった。

　それに懲りたので、歌舞伎鑑賞は絶対しないことにしている。
　
　その歌舞伎鑑賞の帰りに駅で隣のクラスの奴を十数発殴ったことを申し添えておきたい。

　それから14年後にそいつから脅迫状が来て、真っ青になった。

　その後、何事もなかったのは幸運だったと言えよう。

　あ゛～、読売－中日を見なくて良かったぜ。結果だけ知っても吐いたわ。

　まあいい。ＤeＮＡと阪神が勝ったからよ。

　って、もうヤクルトの優勝は諦めている。今日も村上はノーヒットで３三振だったというし。

　クソ忙しかったので、相撲は仕切りを早送りして見た。

　霧馬山の今日の負けは痛いな。正代には悪いが、死に馬キックを食らったようなものだからな。

　貴景勝は５勝２敗としたが、まだまだ気が抜けない。あと３勝は茨の道であろう。

　というわけで、ザトペックを再開する。「さいかい」は最下位・南海権左だけで沢山だ。了