大阪桐蔭、完敗
プー太郎生活2909日目。
選抜の高知戦で高知打線を7回までノーヒットに抑えた履正社の左腕・福田のピッチングを見て思った。
「これは夏の予選で大阪桐蔭にとって脅威の存在になる」と。
その予見通りとなり、福田が大阪桐蔭打線を3安打完封したのであった。
福田の出来が良かったにせよ、今年の大阪桐蔭打線が非力なことを証明した結果になった。
昨年のチームなら…。そう思わずにはいられなかった。
ムーミンは満を持して前田を先発させたが、序盤は球が走っていなかったように見えた。
140㎞を超えるボールはほとんどなかったのではないか?
後半は立て直したものの、序盤の3失点が命取りとなった。
疑問だったのは、2回表の大阪桐蔭の守備陣形である。
ワンアウト1、3塁で、バッターは8番バッター。
その場面で内野が前進守備を敷かなかったことに驚いた。
立ち上がりの福田のピッチングと自チームの打線の兼ね合いからすれば、1点が重いことは自明。
なのに、「内野ゴロで1点をやってもいい」という守備陣形は考えられない。
結果はサードゴロ。それをサードのラマルがはじいて、履正社が先制した。
ラマルはバックホームを焦ったのか? いずれにせよ、痛いミスであった。
疑問といえば、ラマルには悪いが、バッティングも守備も粗いラマルが4番・サードというのも疑問だった。
1点でも大阪桐蔭には厳しいと思っていたところ、4回表に8番バッターの2点タイムリーで履正社が2点を追加した。
これで大阪桐蔭打線の焦りに拍車が掛かったと思われる。
6回表のノーアウト満塁での大阪桐蔭の内野陣の中間守備にもアヤをつけたい。
ここで1点を追加されたらダメ押しになるじゃないか。
前田がそのピンチを無得点に抑えたとはいえ、今日はムーミンの采配も何かおかしかった。
結局、履正社が3-0で勝利。大阪桐蔭は完敗だった。
終わったことを言っても詮無いが、前田を甲子園で見られないのは残念である。
1年秋の神宮大会で「高校四天王」と言われた4人のうち、前田だけが地区大会で姿を消した。
大阪桐蔭が出場しない大会は、2020年の中止になった大会を除いて、2019年の夏以来か?
出場すれば常に優勝候補筆頭だった大阪桐蔭が不在の今大会は稀に見る戦国大会になろう。
今大会の優勝候補はどの高校か?
昨年の大阪桐蔭のような絶対的な優勝候補が不在なことは確かである。
そんな中、Aランク校は、北から花巻東、仙台育英、浦和学院、慶応、愛工大名電、履正社、智弁学園、広陵、九州国際大付、沖縄尚学か?
10校は多すぎるか。10校の中から絞れば、仙台育英、慶応、智弁学園、広陵、沖縄尚学の5校だろう。
東東京大会の決勝戦はシーソーゲームとなった。
といっても、試合を見始めたのは、大阪大会の決勝戦を見終わった後だったので終盤からだが。
試合は、9回表、1点を追う共栄学園がツーアウト1塁から一気に7得点を挙げた。
共栄学園は、8回裏にセカンドのタイムリーエラーから逆転された嫌な展開をよくまた逆転したものである。
東亜学園からすれば、9回表の7失点は相手に突風が吹く中での失点だった。
ツーアウト1塁、2塁からのまさかのセーフティーバントで同点。さらにダブルスティールで逆転された。
それからアウトが取れないまま失点を重ねた。それが野球の怖さである。
「共栄学園の評価はBか?」だと? それについては、ここでは申し上げない。
というわけで、今日で予選が終了した。
山梨学院、東海大菅生、大阪桐蔭、報徳学園、智弁和歌山、明徳義塾が敗れるという波乱が多い予選だった。
甲子園大会でも波乱が何試合も見られるであろう。
そうか。1週間後は大会初日か。
って、「たいかい」と入力して、最初に「退会」と変換されるなや。
まず注目は今週木曜の抽選である。選抜大会の抽選では強豪がばらけたが…。
やぶねぇ。今年の抽選は午後2時からか。
それを知らなかったら吐いていたところである。
抽選で絶叫マシーンになる覚悟は既に出来ている。了