大会2日目

  
 プー太郎生活2917日目。

 初戦での四国対決は興ざめである。

 それにしたって、4校しか代表校がないのに、初戦で四国同士が当たるとは…。

 高知中央と川之江は、新チーム結成直後に練習試合をしていたのか。

 川之江が6-2で勝っていたそうだが、今日の試合は高知中央の快勝であった。

 川之江としては、相手先発の右サイドハンドを打ちあぐねていただけに、3回裏の6失点があまりにも重かった。

 川之江の先発オーダーが右バッター1人と聞いて驚いた。

 唯一の左バッターもエース左腕。つまり先発オーダーに右投げ左打ちが1人もいなかったわけだ。

 右投げ左打ちが数多い現在、これは極めて珍しいことである。

 結果的に3点取ったものの、1-8の7回表に、ノーアウト1、2塁で送りバントをさせた川之江ベンチの作戦は如何だったか? 

 監督の采配にとやかく言う権利がないのはわかってはいるが。

 履正社の先発ピッチャーは、大阪桐蔭を3安打完封した福田だと思っていた。

 福田が登板したのは、履正社が6-0とリードした8回の1イニングだけだった。

 福田のピッチングを見て、先発でなかった理由がわかった。制球が定まっていなかったからである。

 驚いたのは、9回に3番手として登板した2年生右腕が147㎞を投げたことである。

 選抜で4番を打っていた坂根が怪我から回復しているのに代打でしか起用しないようだし、履正社の層も相当厚い。

 先発左腕の増田は安定している。また打力もある。

 これは仙台育英と当たるであろう3回戦が見ものである。

 鳥取商は、昨年も仙台育英に初戦で0-10と完封負けした。籤運が悪いとしか言い様がない。

 履正社が優勝したら、初戦で鳥取商に勝ったチームが2年連続で優勝ということになるが…。

 第3試合は凄まじいねじり合いの試合となった。

 それにしても、英明の残塁が14、智弁学園の残塁が17とは…。

 智弁学園は四死球で何度もチャンスをもらっても決定打が出ず、負けパターンに嵌っていた。

 それを何とか9回に追いつくことが出来たのは、6~9回のピンチを0で凌いだからである。

 英明とすれば、1点でも追加点が取れていたら逃げ切れたはず。

 9回を終わってヒットの数は、英明が17本、智弁学園が8本。

 それからしても英明が試合内容では上回っていたことがわかる。

 実際、8回の1失点は暴投、9回の1失点は押し出し四球というハガい失点だった。

 英明ベンチは、右サイドハンドと左腕を何度も交代させた。

 通算6度か? その必死の防戦も四死球が多過ぎて実らなかった。

 第4試合は愛工大名電が勝つと思っていた。

 が、徳島商の右腕の出来が素晴らしく、愛工大名電の得点はスミ1に終わった。

 あれほどの投球をされたら、愛工大名電打線が得点力があると言っても、攻略は無理。

 智弁学園も徳島商の右腕に手を焼くのは必至である。リードされたら厳しくなろう。

 第4試合の終盤に雨が降ってきた。

 
「明日から台風の影響で中止が続くのか…」と吐いていたところ、天気予報を見たら大阪の予報が変わっていた。

 そのまま、そのまま。ゴール前で差されるなよ。

 というわけで、これからメシだ。

 甲子園大会中の夕飯はレトルト食品の金太郎アメとなる。

 体にいいだろう、だぶん。了

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