大会7日目

  
 プー太郎生活2922日目。

 
「甲子園まで来て青森と秋田が対戦しても、しゃあないやろ」 

 タキザワの言葉を借りると、八戸学院光星-明桜は、そんな感じか? 

 ましてや両校は春の東北大会でも対戦している。

 それで思い出すのは、81年夏の秋田経大付-福島商である。

 松本がエースの秋田経大付と古溝が大黒柱だった福島商は、秋と春の東北大会で再試合を含めて3度対戦していた。

 いずれも白熱の投手戦になり、秋田経大付の2勝1分けだったと記憶している。

 それがその都度抽選の結果、夏の大会の2回戦で対戦することになった。

 地元のファンらが、
「何も甲子園まで来て対戦することもないのに」と吐いていたそうである。

 八戸学院光星-明桜であるが、八戸学院光星が5安打で7点を取り、7-0で快勝した。

 5安打7点というのも、そうは記憶にないな。それだけ効果的なヒットが多かったということである。

 実際、ホームランを含む5安打が全て得点に結びついた。

 明桜とすれば、負けるにせよ、他の地方の高校と対戦したかったかもしれないな。

 第2試合は、専大松戸の先発投手が注目されたが…。

 やはり平野の状態は良くないんだな。甲子園の初戦で先発でないということは、投げられる状態ではないのだろう。

 専大松戸をAとしたスポーツ新聞は、150㎞右腕・平野の存在から、そうしたと思われる。

 先発は左腕、リリーフはサイドハンド右腕で、平野はブルペンでも投げていなかった。

 今後の登板もないであろう。となると、専大松戸は大きく勝ち進めまい。

 試合は専大松戸が7-5で勝ったが、相手のミスに恵まれての勝利であった。

 なんといっても、タイムリーヒットが0だったのだから。

 東海大甲府からすれば、説明の仕様のない嵌り方とまではなかったものの、2つのバッテリーミスなどハガい失点の連続だった。

 1失点目もコリジョンルールがなかったら、ライトからのバックホームでアウトだったはず。

 記録に表れないミスも含め、専大松戸にもミスがけっこう出た。

 結局はミスが少なかった方が勝ったというわけである。

 そうか。東海大甲府の村中監督は今大会限りで勇退か。

 村中監督が東海大相模の監督で選抜大会に出場した際、島村アナが、
「原、津末とクリーンアップを組んでいた村中監督」と紹介した。

 その時は30代だった村中監督も今年65歳。さすがに老けたな。

 その点、采配を読売ファンにフルボッコされている原は若々しいが。

 九州国際大付は完敗だった。予選から打撃の状態が低調だったが、甲子園でも打てなかった。

 何と言っても、高めのボール球に手を出し過ぎた。それで制球に不安のあった土浦日大の先発右腕を助けた。

 3回の8番バッターの出合い頭気味のソロホームランで1点を先行されたことで焦りが出たことは確かだったろうが。

 終わってみれば、その1点が致命傷だった。それにしたって完封されるとは…。

 1つ大きなプレーだと思ったのは、1回裏の九州国際大付のセカンドランナーのミスである。

 ワンアウト2塁でのシュートへの凡フライで飛び出していて併殺になった。

 次のバッターが佐倉だっただけに気勢を削がれるミスであった。

 それにしても、土浦日大の継投策は大胆だったな。抑えているピッチャーを交代させるのは勇気がいったと思うが。

 次は専大松戸戦は平野が投げられない以上、土浦日大がやや優位か? 

 仙台育英の先発が3人のエースでないと知って吐いた。まあ、そんな予感はしていたけどよ。

 2-3となった4回途中で湯田がリリーフに出たが、湯田が先発だったら、もう少し余裕を持って勝てたのではないか? 

 聖光学院はいいチームだったな。スコアは8-2だったものの、仙台育英は楽勝ではなかった。

 だからして、7回裏の代打の2点ツーベースが効いた。6-2となったことで仙台育英の勝勢となった。

 湯田は初戦の浦和学院より良かったのか? それとも、聖光学院と浦和学院とでは
「相手が違いますよ」
(原田冨士男氏)だったのか? 

 その辺はよくわからん。たぶん、両方だろう。

 仙台育英の次の相手は履正社の公算が高い。履正社戦が連覇への大きな山になることは南海権左でもわかる。

 明日は日曜なので、クソハガい朝ドラトラップがないのが助かる。ったく、NHK、いい加減にせぇや。

 今日で大会の半分が終わってしまった。本当にあっという間だ。

 歳を取るのも、あっという間。果たして、あと何回、夏の大会を見られるであろうか? 

 今回が最後でないことを願いたい。了

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