大会8日目
プー太郎生活2923日目。
「仙台育英-履正社は大一番になるな」
第1試合の履正社の戦いぶりを見て、そう思った。
昔のその都度抽選で、3回戦のカードが広陵-慶応、仙台育英-履正社になっていたら絶叫マシーンになっていたであろう。
この2カードは事実上の準決勝と言えるからである。
履正社と高知中央は、練習試合で履正社が6-1で勝っていたのか。
その時よりも両校の実力差が開いた感は否めない。
今年の履正社打線には、安田や井上といった超高校級のバッターはいない。
しかし、選抜大会時から遥かにパワーアップしている。今日は簡単に高知中央の投手陣を打ち込んだ。
ただし、仙台育英戦はそうはいくまい。仙台育英戦は3点前後の勝負になるのではないか?
大阪と高知の対決であるが、97年の選抜大会の上宮-明徳義塾で、「これまで10勝10敗です」とアナが紹介した覚えがある。
このところ高知勢が振るわないので、大阪がだいぶ勝ち越しているのではないか?
第2試合の焦点が「智弁学園対徳島商の森」だったのは書くまでもない。
森の愛工大名電戦の出来からして、智弁学園打線といえども、森からそうは点を取れないと予想していたが…。
結果は18安打12得点。智弁学園打線が森を打ち崩した。
特にツーアウトからの2点二塁打と3点3塁打が効果的であった。
なのに、試合後にアナが、「智弁学園打線がその片鱗を見せました」と言ったのには耳を疑った。
「片鱗」の使い方を思っくそ間違っているぞ。
試合を振り返ると、智弁学園の先発がエースの中山でないと知って吐いた。
森相手に「3、4点の失点は覚悟」というのは無謀だと思った。
案の定、1回途中で先発右腕はKOされた。
リリーフに出た中山が3点で止めたとはいえ、3点は重いと思われた。
が、智弁学園打線が2回り目から森を捉えた。
エラーや四死球は少なかったから、智弁学園打線が森を上回ったというわけである。
そうか。森には疲れがあったのか。
愛工大名電戦ほどの出来ではなかったのは、見ていて明らかだった。
しかし、智弁学園は内野のエラーが多すぎたな。7つたぁ。
小坂監督は雷を落とすか? 今の生徒には、そういうことはしないか。
果たして、智弁学園は大きく勝ち進めるだろうか?
準々決勝で智弁学園-花巻東の勝者と仙台育英-履正社の勝者が当たりそうな気がしてならん。
第3試合であるが、まず雨天中断の決断が遅かったことにアヤをつけたい。
そんなもん、土砂降りになった時点で中断にしろって。
中断が長かったので、テレビでは「白球の記憶」を流した。
って、「はっきゅう」と入力して、最初に「薄給」と変換されるなや。
「白球の記憶」の間、アナと解説者はションベンに行っていたと思われる。
その点、ラジオでの実況はハガい。「白球の記憶」や試合のハイライトなど映像を流せないからである。
ションベンができないのはクソハガい。
ションベンとの闘いは、クソとの闘いより厳しい面があるのは経験上知っている。
結局、1時間 34分の中断。そんなに長い中断ならピッチャーを変えるわな。
再開の場面は、ワンアウト1、2塁でフルカウント。
そこでリリーフしたピッチャーに「ストライクを取れ」というのは無理ゲーである。
やはりボールとなり、ワンアウト満塁となったが、そのピンチをよく凌いだものである。
8回裏、ついに花巻東が勝ち越し点を取り、2-1で逃げ切った。
負けたとはいえ、クラーク国際の新岡はいい投手だったな。
解説の飯塚さんが言っていたように、花巻東打線は最後まで攻略できなかった。
今日の佐々木麟太郎はあかんかった。4タコで、外野に打球を飛ばせずに終わった。
佐々木麟太郎はプロ入りは見送って、大学に進学すべきではないか? 大きなお世話だが。
第4試合の幕切れに、まだ呆然としている。
ツーアウト満塁からバッテリーミスで2点入ってサヨナラとなったのを初めて見た。
やはりツーアウト1、2塁から2番バッターにフォアボールを出したのが痛かったな。
それ以外にも大垣日大には幾つか敗因がある。
9回まで2点しか取れなかったこと、延長10回のバント失敗と暴走など。
あんな幕切れだったのに、大垣日大のバッテリーは取り乱していなかった。自分達のミスだからか?
それにしても、第4試合は見応えがあった。何度、「あ゛」という声が出たことか。
延長タイブレーク制にはあくまでも反対だが、劇的なシーンが多くなることは確かである。
さて、明日は試合ができるのか? 15日はどう考えても中止だ。
明日から木曜までティップネスは休館だから、14日も15日も無料利用券が使えん。
雨天順延の日に何をやったらいいのか、誰か教えてくれ。了