大会8日目
プー太郎生活3126日目。
最後の1点に届かなかった…。
今日の第1試合は、その典型的な試合であった。
4回まで確実に得点を重ねたのが中央学院の勝因の1つである。
とはいえ、宇治山田商の追い上げには冷や汗を掻いたであろう。
宇治山田商のピッチャー交代がやや遅れたのは確かである。
これで関東勢が3校ベスト8に進出した。
前評判が高かった関東勢だったが、関東大会で優勝した作新学院が初戦敗退というのは皮肉としか言い様がない。
広陵がまたタイブレークで負けた。勝てる試合展開だったのだが…。
広陵が2-2から9回表に3点を勝ち越し時は、誰もが広陵が勝ったと思ったはず。
が、同点に追いつかれた。
わしは、その要因として球審の辛いジャッジを挙げたい。
ワンアウト1塁でワンボール・ツーストライクから左バッターの内角に目の覚めるようなストレートが決まった。
だが、見送り三振のはずがボールのジャッジ。
それで生き返ったバッターがセンター前ヒット。
さらにライト前ヒットが出て、満塁から走者一掃の同点スリーベース。
広陵のエース・高尾は、球審の誤審とも言えるジャッジを引きずっていたのではないか?
球審の厳しいジャッジは8回裏にもあった。
高尾は7回までノーヒットに抑えていたのに、8回、9回と球審のハガいジャッジもあって5失点。
高尾にとっては、「not his day」だったというのが率直な感想である。
延長10回タイブレークは打順の巡りが明暗を分けた。
広陵は7番から、青森山田は3番から。そりゃ、青森山田の方が有利だわな。
10回表に広陵が無得点だったことで先が見えた。
ノーアウト満塁で4番バッター以下の攻撃を0に抑えるというのはムリゲーだ。
昨年の春夏と、広陵に勝った高校が優勝している。
ということは、青森山田が優勝か?
日程がタイトな中、2人のエースを持っているのは強みだから、それがないことはない気がする。
第3試合は点差こそ2点だったものの、大阪桐蔭が危なげなく勝った。
大阪桐蔭としては、エースの平嶋を温存できたのは大きい。
もっとも、わしは今日は2年生ピッチャーのリレーで臨むことをクソ余裕で読んでいたが。
やはり大阪桐蔭は打線が弱い。相手エラーに恵まれなかったら、もっと競った展開になっただろう。
神村学園は4安打。大阪桐蔭の2人の2年生が良かったとはいえ、打撃が振るわなかった。
ただし、日刊スポーツが神村学園をCランクとしたのがシャワシャワな評価だったことは証明した。
優勝候補の一角だった作新学伸を倒し、大阪桐蔭相手に2点差だったのだから。
第4試合は報徳学園が常総学院に快勝した。
今年の報徳学園は打線が小粒なので、そんなに点は取れないと思っていたのだが。
常総学院は完敗だったな。打線が5安打1点で、エースが打ち込まれたのでは如何ともし難かった。
これで準々決勝は大阪桐蔭-報徳学園という昨秋の近畿大会の再戦となった。
その近畿大会では大阪桐蔭が4-3で勝っている。
昨年も前年の近畿大会で大阪桐蔭が1-0で報徳学園が勝っていて、選抜大会の準決勝で当たった。
選抜大会では報徳学園が近畿大会のリベンジを果たした。
今年もその再現になるか? そうなったら大阪桐蔭はクソハガいわな。
いずれにせよ、準々決勝の4試合のうち、大阪桐蔭-報徳学園が最も注目されるカードであることは確かである。
わしのベスト8予想のうち、5校が当たった。
すなわち、星稜、健大高崎、中央学院、大阪桐蔭、報徳学園の5校。
これだけ的中したのも珍しいと言える。
今年は、いわゆるジャイアントキリングがないからである。
準々決勝でジャイアントキリングがあるとすれば、星稜-阿南光であろう。
今日の日刊スポーツに野球評論家の順位予想が掲載されていた。
セ・リーグは23人中19人が阪神が1位か。
そうかぁ。わしはオープン戦でボロボロだった阪神に大いに不安を感じている。
しかし、23人中10人がヤクルトが最下位・南海権左というのには吐いた。
いや、あの脆弱な先発陣では、その予想も当然か。
意外だったのは、読売OBの篠塚が読売を3位としていることである。
それだけ打撃陣に不安を抱いているということか?
読売のオドーアが退団だと?
ファーム落ちを拒否したのが理由だという。
元メジャーの中堅どころからすれば、ファーム落ちを受け入れられなかったのはわかる。
読売フロントは、怠慢プレーが目立ったとはいえ、ブリンソンをクビにしたのを悔やんでいるのではないか?
明日の大阪地方の天気をチェックしたが、昼間過ぎまでは試合ができそうである。
もし第3試合が始まる辺りから大雨になったら、どうするのだろうか?
その場合は第3試合と第4試合を中止にして、休養日に第3試合と第4試合を組み込むと思われる。
ともかく、明日も8時起きだ。
惰眠ができなくなった今、それはムリゲーでない。了