「おめでとうございます」

 
 プー太郎生活3176日目。

 小次郎を迎え入れてから初めて愛犬家のハゲオヤジさんと会った。

 
「ブリーダーから購入しました」と言ったら名前を聞かれたので、「小次郎です」と答えた。

 それに、
「おめでとうございます」と返ってきた。

 
「おめでとうございます」に少し違和感を覚えたが、愛犬家のハゲオヤジさんの気持ちは嬉しかった。

 
「おめでとうございます」で思い出すのは、元西武監督の東尾氏の不機嫌攻撃である。

 娘が石田純一と結婚することになった時のこと。

 西武の選手達から、
「監督、おめでとうございます」と声を掛けられた際、「めでたくないよ」と、不機嫌攻撃を繰り出したという。

 そりゃ、不機嫌にもなるなわ。相手が希代の女たらしで、自分とそんな歳の差がないのだからな。

 
「おめでとうございます」と言われて、言われた本人が複雑な気分になった例が2つ思い浮かぶ。

 1つは、サークルの先輩の就職祝いの飲み会でのことである。

 その先輩はNHK入りを熱望していたのだが叶わず、出版社への就職が決まった。

 なので、乾杯の掛け声の
「おめでとうございます」に何とも言えない表情をしていた。

 その後、転職してまずまず成功したと聞いているが、その飲み会はさぞかしハガかったであろう。

 もう1つは、知り合いの息子の大学入学祝いの件においてである。

 その息子はいわゆるFランク大学に入学することになった。

 
『おめでとうございます』と言われてもなぁ」と、その知り合いは複雑な胸中を吐露した。

 その2つの例からしても、
「おめでとうございます」は良し悪しである。

 小次郎は留守番は出来るようである。

 留守番中、粗相もしていなかったし、部屋の中をグチャグチャにするということもなかった。

 だからといって、クソ麻雀に応じるバカはしない。

 証券マンの会社の後輩に打てる奴がいるみたいだから、そいつとやってくれ。

 メンツが足りないからといって、間違ってもアホ後輩の永久追放処分を解くなよ。

 奴を俊寛僧都にしないといかん。

 昔、そう競馬がヘタクソな奴に言ったところ、
「瞬間にソーズになることか?」に吐いたのであった。

 ったく、教養のない奴だ。平家物語を読め。

 昨日の日記で、
「優勝へ最短距離は琴櫻」と書いたが、今日の一番で大の里に敗れた。

 となると、大の里が最有力か? 今場所も絶好調だし。

 いや、わからん。今場所もカオス場所になることは確かである。
 
 霧島、見てらんねぇなぁ。

 今日は勝たないとならない相手だったのに負けた。

 1勝5敗では、勝ち越しは絶望の2文字である。

 読売にとってマツダスタジアムは鬼門のようだな。

 今日は戸郷で落とした。明日、明後日も負けると痛快なのだが。

 村上が10号一番乗りか。今シーズンはいいんだか悪いんだか、わけがわからん。

 1つ言えるのは、メジャーで成功する可能性は低いことである。

 小次郎は今日も元気いっぱいであった。

 だが、わしの腕や足を噛むのがぁ。

 そんなに頻繁ではないものの、スイッチが入ると止めさせるのが大変で難儀している。

 それより何より起きている時間が長すぎるのが心配だ。

 子犬は寝るのが仕事なのに、睡眠時間はクソ余裕で10時間を切っている。

 まあ、ともかく、生活に潤いがあるのはいいことである。了


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