仙台育英が敗れる

 
 プー太郎生活3242日目。

 横浜-武相と星稜-遊学館が1点を争う接戦、仙台育英がリードを奪われるまさかの展開。

 それではティップネスに行くというのは無理というものである。。

 横浜は先発メンバーのうち7人が左バッター。そりゃ、左腕をぶつけるわな。

 その左腕からヒットは打つものの、横浜はなかなか得点できず。

 これは2回表の1点が重いか? 

 が、5回裏にツーアウトランナーなしから9番の1年生・池田がヒット、盗塁。

 そこで2年生の主将・阿部が同点打。さすがの勝負強さである。

 横浜ベンチは、6回から3番に入っていた1年生・織田をマウンドに送った。

 その織田が4回を完全ピッチングも、横浜も6~8回と、あと1本が出ず、9回裏に試合は進んだ。

 いくら完全投球をしているとはいえ、1年生にタイブレークは荷が重い。

 横浜としては9回裏で決着を着けたかったところがツーアウトランナーなしとなった。

 しかし、また9番の1年生・池田がヒットで出塁。

 そこからフォアボール2つで満塁まで持って行き、2番バッターがレフトへサヨナラ打を放った。

 横浜としては、こういう試合をものにしたのは大きい。

 決勝の相手は宿命のライバル・東海大相模となった。

 東海大相模の長身左腕は厄介な投手だから、ロースコアの試合になろう。

 選抜大会前に優勝候補筆頭とされ、選抜大会でベスト4となった星稜が全国レベルであることは疑いようもない。

 が、今日は星稜対策を徹底してきたという遊学館に接戦に持ち込まれた。

 しかも、8回表を終わって1点リードされるという厳しい展開。

 8回裏に6番・専徒の3塁打から同点に追いついたが、盗塁失敗があり、ヒットが4本出たのに1点止まり。

 それが響いて延長タイブレクークに入った。

 タイブレークはロシアンルーレット。往々にして実力が上の方のチームが負ける。

 実際、星稜は10回表に5-2-4でのセカンドの捕球エラーで1点を失った。

 10回裏、星稜は前の打席で3塁打を打っている専徒から。

 星稜ベンチは打たせたが、浅いレフトフライでランナーは進塁できず。

 打線が下位に向かうだけに、
「星稜、危うし」と思った。

 その危機を7番がヒットで繋ぎ、ワンアウト満塁。

 ここで8番のレフトへのサヨナラ2点タイムリーで、遊学館は打倒・星稜ならず。

 全国有数の強豪でも予選ではこういう試合は必ずと言っていいほどある。

 だから予選は怖いのである。

 仙台育英が春の県大会でコールド勝ちしていた聖和学園に完敗するとは…。

 エース山口をはじめ、投入したピッチャーが悉く打たれた。

 打線も追う展開で焦りがあったのか、肝心な所で1本が出ず。

 昨夏の甲子園で活躍した湯浅、鈴木の右バッターが相手変則右腕に抑えられたことで打線が繋がらなかったのが痛かった。

 また、須江監督の代打策も首を捻るものが多かった。

 それはともかく、あれだけ失点しては勝てんわな。

 不運な当たりも多かったとはいえ、負けに不思議の負けはなしという負け方であった。

 春の県大会で圧勝していたのに予選では敗れる…。

 今日の天理もそうであった。

 春の大会で大勝していた智弁学園に敗れたのである。

 智弁学園の左腕の前にヒット5本。

 強力打線が左腕を打てなかった典型的な試合だったくせぇ。

 
「くせぇ」というのは、他の試合を優先して見ていたからである。

 東東京大会の準々決勝に、帝京、二松学舎、修徳、関東一などが登場した。

 早実の東東京時代のライバル校が今も強豪であり続けることは特筆される。

 準々決勝では、2強の帝京と関東一が順当勝ちした。
 
 順当に行けば、この2校が決勝戦で対戦するだろう。

 大相撲名古屋場所は10日目を終わって、照ノ富士のみが全勝。

 2敗で追う琴櫻は照ノ富士に全く歯が立たないのだから、優勝は決まったの同然。

 その照ノ富士は同郷の霧島に容赦はなかった。

 これで霧島は5敗。大関復帰に向けて剣が峰もいいところである。

 今日の貴景勝はクソハガかった。相撲では完全に勝っていたのにな。

 5勝5敗か4勝6敗かでは全く違うから、普段はポーカーフェイスの貴景勝も吐いていた。

 明日もティップネスは出前とする。

 予選が佳境に入っているし、何より2時から横浜-東海大相模の試合がある。

 明日は何元中継になるか? 5元中継以上はムリゲーなのがハガい。了

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