大会3日目
プー太郎生活3258日目。
花咲徳栄が全スポーツ紙がCとしていた新潟産大付に敗れるとは…。
これは、まごうことなき番狂わせ。
ただし、花咲徳栄の前評判はそれほど高くなかった。
朝日新聞は、「5強」、「追う8校」の中に花咲徳栄を入れていなかったし。
花咲徳栄の敗退に吐いているのは、テレビ埼玉で花咲徳栄の試合を見てきたので、花咲徳栄に思い入れがあったからである。
花咲徳栄の敗因は、自慢の打線が炸裂しなかったことに尽きる。
左バッターが6人の花咲徳栄打線が左腕に翻弄されたのならわかる。
何の変哲もない右腕2人に犠牲フライによる1点に抑えられたことが信じられん。
「打てる、打てる」と思っているうちに焦りが募って行ったのであろう。
1点リードされてから、焦りが顕著であった。
1点ビハインドの最終回は3~5番がどうすることもできず、三者凡退。
これが強力打線の脆さというやつか?
終盤によもやのリードを許したことで選手個々がガチガチになって、本来のバッティングをできなかったことは確かである。
花咲徳栄としては、予選では常に先攻だったのが後攻だったことでリズムが狂ったのかもしれない。
とにかく、終始、受け身の姿勢だった。
その点、新潟産大付ナインは伸び伸びとプレーしていた。
ピッチャーは余計な四死球を出さず、バックはノーエラー。
それが1失点で凌いだ大きな要因である。
第2試合は少し呆けて見ていた。
そんなもん、花咲徳栄ショックの影響に決まっているだろ。
わしは、「××旋風」というのが大嫌いである。
だから、2018年の金足農旋風には、言葉は悪いが白けていた。
その再現を期待したファンが多かったのか、西日本短大付にタイムリーが出る度に場内から溜息が漏れた。
ひねくれ者のわしが西日本短大付を応援していたのは書くまでもない。
西日本短大付の勝因は取るべきところで、しっかり得点したことである。
そうでなければ、判官びいきで金足農への声援一辺倒になった9回表に同点、あるいは逆転まで行ったかもしれない。
昨日に引き続いて第2試合が終わってから長い間が入った。
わしは何を勘違いしたのか、今日から4試合日だと思っていた。
そういうことは学生の頃だったら考えられなかったことである。
第3試合はNHKで視聴した。
解説が足達さんだったので、「おや?」と思った。
というのも、先の選抜大会では足達さんの解説がなかったからである。
選抜大会時は都合が悪かったのだろう。わしは降板させられたと思っていたわ。
1回空いたとはいえ、足達さんの口癖の「やはり」、「やっぱり」は相変わらずであった。
NHKのアナが南陽工を、「春はベスト8がありますが、夏の初勝利を目指します」と、試合開始時に紹介した。
ん? 確かに1978年に春は津田投手でベスト8に進出したが、夏も1回戦で宇治山田商に2-0で勝利しているぞ。
当時のわしの記憶力をナメてもらっては困る。
そのミスは当時は生まれていなかった若いアナの責任ではなく、資料を用意したスタッフの責任である。
すると、2回裏の南陽工の攻撃時にアナが訂正した。
南陽工の関係者か高校野球ファンがNHKに不幸の電話をしたと思われる。
試合は14安打を放った菰野が6-2で勝利した。
しかし、その6点のうちタイムリーヒットでの得点は9回表の1点のみ。
あとの5点は、エラーによる3点、内野ゴロの間の1点、併殺崩れでの1点だった。
それからすると南陽工には惜しまれる失点であったが、14安打もされては勝てん。
南陽工は点差があって、相手捕手が強肩にも関わらず、盗塁を仕掛けまくって、4度も刺された。
それがいいか悪いかは監督の作戦なので、よう書かん。
ただ、8回裏の3盗は無用であった。
2-5と1点を返したツーアウト2塁での場面で、バッターはこの日3安打の5番バッターだったのだから。
菰野は甲子園初勝利か。
阪神の西がエースだった2007年のチームでも勝てなかったもだから、関係者の喜びも一入であろう。
明日から準々決勝まで4試合日の金太郎アメとなる。
明日からは一段と忙しくなるので、競馬がヘタクソな奴の相手などしていられん。
というわけで、これからレトルトのビーフシチュー、レトルトのハンバーグ、目玉焼きというデタラメな夕飯だ。了