大会4日目
プー太郎生活3259日目。
土曜日まで朝ドラトラップがあるとは、高校野球ファンにはクソハガい。
今年からBS・朝日4Kが見られるようになって本当に助かるわ。
が、ゲスト解説の1人に斎藤佑樹が居て吐いた。
ひねくれ者のわしは斉藤が嫌いなんじゃい。
山下元星稜監督だけの解説にしろって。
山下元監督は斉藤に気を使いながらの解説だったから、やりにくかったであろう。
「あろう」と書いたのは、斎藤の解説を聞きたくなかったので、8時15分からNHKで視聴したからである。
肝心の試合であるが、中京大中京が4-3で宮﨑商を振り切った。
第1試合は、愛知大会で修羅場を潜り抜けた中京大中京が予選でチーム打率が2割5分に達しなかった宮﨑商に順当勝ちするだろうとの声が多かった。
だが、「報知高校野球」の予選展望号で宮﨑商にけっこうタレントがいることを知っていたわしは接戦になると思っていた。
その予想が当たった。中京大中京打線が宮﨑商の背番号3の先発右腕を打ちあぐんだのである。
そりゃ、打ちあぐむって。140㎞を超える速球と切れの良いスライダーを投げてきたのだから。
それだけに中京大中京の3盗の仕掛けに慌てたキャッチャーの悪送球による最初の失点が痛かった。
2点目は、暴投で3塁に進んだランナーが9番バッターの内野安打によるもの。
この2つのミスを宮﨑商は何とか取り返し、7回表に3-2と逆転した。
宮﨑商のピッチャーが好投していたので、1点ビハインドはきついかもと思ったが…。
その裏にワンアウトからトップバッターがポテンツーベースで出塁したのが大きかった。
2番のセカンドゴロで3進し、バッターはここまで3打席ノーヒットの3番。
宮﨑商のバッテリーは、その3番をスリーボール・ノーストライクから敢えてボールを投げて歩かせた。
勝ち越しのランナーをそんなに簡単に出していいのか?
しかも次のバッターはヒットを打っている4番だぞ。
その4番がレフト前へ同点タイムリー。
続く5番もレフト前にタイムリーを放って、中京大中京が4-3と逆転した。
だから、勝ち越しのランナーを敢えて出したらダメなんだって。
結局のその1点が決勝点となり、中京大中京が勝利した。
ほぉー。中京大中京はこの春から髪型を自由にしたのか。
鬼のような伝統校としては珍しいな。
古い考えのわしは、野球部員は坊主頭でこそと思っているが。
第2試合は神村学園-木更津総合という1回戦屈指の好カード。
その期待に違わない好試合になった。
第2試合のNHKの解説は、ゲスト解説ということで中村元PL監督が務めた。
中村監督の紹介で改めて驚かされたのは、甲子園での勝率が58勝10敗の.853とクソ高いことであった。
ということは、85回も吐かされたのか。わしが中村監督を畏怖していた由縁である。
かつて中村元監督はNHKのレギュラー解説者だったが、その時は特段上手いとは思わなかった。
が、今日は聞いていて、「なるほどな」と呟いた解説があった。
さて、第2試合である。
5回を終わって、互いに2安打ずつの1-1の同点。まさにがっぷり四つだった。
5回終了時のクリーニングタイム後の6回に試合が動くケースはよくある。
この試合もそうで、木更津総合が左投げ左打ちの4番・ファーストの井上のツーベースで2点を勝ち越した。
しかし、井上は3塁まで行けたのではないか?
ワンアウトだっただけに惜しまれる走塁であった。
その裏、木更津総合のキャッチャーが後逸したボールを追い掛けた時に足を吊った。
ランナーなしだったので、無理に全力で取りに行く必要はなかったのだが。
足を吊った影響であろう、4番・正林が空振り三振の際に逸らしたボールをファーストに悪投してしまった。
アウトになったはずのバッターが降り逃げで生きると得点に繋がることが往々にしてある。
次打者のセンター前のへの打球を交代でセンターに入っていたセンターが無理に取りに行って後逸して同点。
さらにポテンヒットで勝ち越し。
木更津総合には実に悔やまれる振り逃げであった。
木更津総合は7回に犠牲フライで同点に追いついたものの、神村学園はその裏、2番・入来田のツーベースで、また一歩前へ出た・
ここで唯一の右バッターの今岡を迎えたところで、木更津総合の五島監督はサイドハンドのピッチャーを投入。
しかし、今岡は左中間突破のスリーベース。続く正林はサードゴロエラー。
その後、ツーアウトからタイムリーが出て、神村学園は7回裏に試合を決定づける4点を挙げた。
神村学園は8回裏に1点を追加したが、この1点も大きかった。9回表のノーアウト満塁のピンチを迎えたのだから。
そのチャンスを生かしたかった木更津総合だが、トップバッターがセカンドゴロ併殺打。2番はファーストフライで試合終了。
注目の4番・正林がノーヒットでも神村学園が勝った。
神村学園は2回戦で中京大中京と対戦する。
中京大中京のエースが左腕だけに、左バッターが8人の神村学園には嫌な相手であろう。
第3試合は一転してロースコアの試合になった。
投手戦か貧打戦だったかは、ここでは申し上げない。
ロースコアの試合では、ミスをした方が負ける。
聖カタリナに攻守にミスが出て、それが敗因となった。
特に痛かったのは、8回の2つのバント失敗である。
ノーアウト2塁からバントがフライアウト。次打者にヒットが出ただけに惜しまれる。
ワンアウト1、3塁からのスクイズもフライを上げてしまった。
9回はノーアウトから内野安打で出塁したランナーが牽制球でアウト。それで完全に潮が引いた。
第4試合は、4-4の7回表にツーアウトランナーなしからの集中打で4点を取った掛川西が勝った。
日本航空ベンチとしては、最速147㎞の3番手右腕が打ち込まれたのが計算外だったはず。
掛川西も継投策を採った。継投策も現在の高校野球のトレンドである。
結果として、日本航空は継投策が上手く行かず、掛川西は成功したわけだ。
掛川西の甲子園での勝利は60年ぶりって、そんなに勝っていなかったのか。
言われてみれば、掛川西が勝ったという記憶がないな。
今日、昨日の日記で勘違いをしていたことに気がついた。
花咲徳栄は、朝日が挙げた「追う8校」のうちの1校だったわ。
つまり、花咲徳栄は優勝候補の一角だったわけだ。
って、後ろを振り返ってもしゃあない。
昨日の神奈川県西部を震源とする最大深度5弱の地震だが、ここは震度4であった。
けっこうビビったわ。小次郎も反応した。
地震が起きたのは午後7時57分。
昨日は、第3試合中に、「東京20時3分発の新大阪行くの新幹線で大阪に行きます」と競馬がヘタクソな奴からラインが来ていた・
それで、9時前に「地震の影響を受けているか?」とラインした。
しかし、この野郎、「試合中にラインして来るな」と、何度も言わせるな。
「まだ出発していません」とは、わしの命令に従わなかった報いだ。
10時過ぎにも、「まだ出発していません」というラインがあり、さらに11時3分に、「まだ新横浜に到着していません」というラインがあった。
今日になって、「新大阪に着いたのは25時30分でした」というラインが来た。
この野郎、また試合中にラインをよこしやがってぇ。
今日も競馬が当たらないのは、わしの命令に背くからだ。
それはそうと、大阪の息子の家に行ってまで競馬をするなよ。
競馬で死に金を作るなら、早実に寄付しろって。
明日は、その早実が第1試合に登場する。
ゲンダイの予想では、「早実が打ち勝つ」だが…。
もし早実が負けても絶叫マシーンにはならん。
だが、明日の試合で報徳学園が敗れたら絶叫マシーンになる。
言っとくが、報徳学園で琴光喜になっているわけではないぜ。
ともかく明日も4試合を全てフルで見る。了