大会6日目
プー太郎生活3261日目。
今日はNHKの高校野球中継を録画した。
11時過ぎから動物病院に行くというロスタイムがあったからである。
第1試合の広陵-熊本工は、予想通りロースコアの接戦となった。
広陵の高尾が打ち込まれることはないこと思ったことと広陵打線が例年に比較して非力だから、そう予想したのである。
5回裏に熊本工が1点を先取した時は、広陵打線が振るっていなかったことから重い1点になるかに思えた、
が、7回表に広陵が2-1と逆転した。
内野安打、フォアボール、送りバントで、ワンアウト2、3塁。
ここで広陵としては最も期待が持てる1番の浜本。その浜本がライトへ逆転タイムリー。
その1点を高尾を守ったが、9回裏は一打逆転サヨナラ負けのピンチを背負った。
ショートゴロエラー、ヒット、送りバントでの大ピンチ。熊本工からすれば絶好のチャンス。
だが、打順が悪かった。控えの7番、8番が力投する高尾の前に連続三振。
ここは高尾の経験値が相手打者を上回ったということだろう。
それにしても、広陵の内野陣はポロポロが多かったな。
記録に表れないミスも含めれば、5つか6つやらかしたのではないか?
次の東海大相模戦でそのようなミスをまたしたら勝てないぞ。
動物病院への往復はロスタイムになるかと思いきや、うまい具合に第1試合と第2試合の間の時間に行くことができた。
着いてすぐに呼ばれたのもラッキー飯村であった。
去勢手術の傷口は問題なく、糸も溶けたそうである。
小太郎の時は抜糸をしたから、手術の技術が向上したくせぇ。
今日の料金は550円。安いが、50円という消費税が納得いかん。
第2試合は東海大相模の順当勝ちであったが、楽勝ではなかった。
相手の富山商の投手陣が粘って、1イニングに複数得点を許さなかったからである。
それでも長打で後半に加点した。それは東海大相模の真骨頂と言える。
投手リレーも決まって、富山商の打線を4安打無得点に封じた。
特に大型左腕の藤田の投球が圧巻だった。
それだけのチームに2年生がゴロゴロしているというのだから、新チームも強力チームになるのは間違いない。
広陵と東海大相模が勝ったことで、3回戦で両校が対戦することになった。
3回戦ではもったいないが、強豪対決は楽しみである。
今日の両チームの試合を見た限りでは、打力で上回る東海大相模が優勢であろう。
第3試合は、明徳義塾が投打に鳥取城北を圧倒した。
いや、「圧倒」という言葉は適当でないか。着実に勝ったというべきだろう。
今年のチームは、寺本がエースだった98年のチームや森岡、筧らで夏の大会を制した02年のチームのような大型チームではない。
が、投打にまとまっている。次戦の関東一戦は、その真価が問われる試合となろう。
馬淵のおっさんのインタビューは相変わらず味があった。
ニューストラップの間にBS・朝日4Kに変えたら、龍谷大平安の原田監督が解説をしていた。
平安愛に生きる原田監督と同様、馬淵のおっさんも高校野球に生涯を捧げている御仁である。
わしは、選抜では初戦で敗退したものの、秋の時点から関東一の実力を買っている。
神宮大会で大阪桐蔭に快勝したことも、その理由の1つである。
今日の北陸戦は先取点こそ許したが、相手のミスにつけ込んでの7-1の快勝だった。
北陸とすれば、送りバントのエラー、2つのタイムリー暴投など、ミスが痛かった。
継投も関東一は成功したが、北陸は上手くいかなかった。
それも得点差が開いた要因の1つである。
北陸の監督は、今時珍しい感情を顕わにする熱血監督である。
その熱血監督が勝つために色々と動いたのだが…。
わしは熱血監督は好きである。昭和な人間なのでな。
この試合でミスジャッジがあったことに触れたい。
8回表の北陸がワンアウト1塁で、2番の俊足の左バッターがショートへ緩いゴロを放った。
ショートが素早く送球したが、一塁はセーフ。
アナも、「セーフ」と大きな声を出した。
が、アウトのジャッジ。
むろん、NHKは、その場面をスローで再生しなかった。
均衡した展開だったら問題になったジャッジであったろう。
しかし、ミスジャッジは付き物。故意ジャッジは許されん。
明日で全49校が登場する。そして、明日で大会の半分が終わる。
大会が終わってしまうのが今から怖い。了