決勝戦の翌日
 
 プー太郎生活3273日目。
 家に引き籠っていると甲子園ロスに苛まされるだけ。
 よって、いつもは出前の曜日である土曜にも関わらず、ティップネスに行って来た。
 土曜も日曜と同様にメンツが違い、今日は太っちょさんとも会えなかった。
 水風呂の水を冷却する装置は直っていたので、わしを注意した男の姿があるかと思いきや、奴も不在だった。
 ただ、優しいじぃさんからトレーニングルームで声を掛けられた。
 「昨日の試合は残念でしたね」 
 ということは、わしが関東一の方に肩入れしていたことを、じぃさんは悟っていたわけだ。
 じぃさんには、「どうにも、あの校歌が馴染めませんで」と本音を吐露した。
 「ですよね」とは、じぃさんもか。
 ネットの書き込みなど読む気にもならないが、ネットは荒れていたと思われる。
 京都国際の選手達が可哀想だな。
 ここで、今大会で最も納得した試合と最も吐いた試合を書きたい。
 最も納得した試合は神村学園-大社、最も吐いた試合は早実-大社である。
 ついでに言えば、最も納得いかなかった試合は報徳学園-大社だ。
 以下、智弁和歌山-霞ヶ浦、大阪桐蔭-小松大谷、花咲徳栄-新潟産業大付、健大高崎-智弁学園の順である。
 だから、わしは何たら旋風とか番狂わせは嫌いなんじゃい。
 何たら旋風には、それを後押しする観客にも嫌悪感を覚えるから特に嫌なのである。
 帰宅して久しぶりにドジャーズの試合を早送りでなく見た。
 いやぁ、いいもんが見られたわ。
 しかし、三冠王はムリゲー。打率がネックなのは南海権左でもわかる。
 その後、録画した読売-中日を再生して吐いた。
 そんなもん、途中で見るのを止めた。
 ヤクルトの試合?
 とうの昔に見限っとる。
 今度の台風10号はシャレにならん。
 なぜかというと、28日がトリミングの日だからである。
 徒歩10分で動物病院に行けるとはいえ、クソ雨とクソ風でわしも小次郎もずぶ濡れになるのは必至。
 NHKのニュースを見た後でラインからキャンセルをした。
 そして、翌週の水曜に予約を取り直した。
 って、翌週も台風が来襲するってことはないだろうな。
 客はこうしてキャンセルできるが、トリマーは大変だ。
 火曜や水曜を出前というわけにはいかないだろうからな。
 こうしてみると、雨だと休んだおっさんが如何にデタラメだったかがわかる。
 台風ならいざ知らず、大した雨でもないのに出前を取りまくっていたのだから。
 明日もティップネスに繰り出す。
 行く予定だった火曜と水曜は台風で話にならないので、その分の元を取るのである。
 まさか大型台風詐欺ってことはないだろうな。
 だったら、片山さんと晴山さん以外の気象予報士をしばき倒す。
 それにしても、台風、うざってぇ。了