ドリームマッチ

 
 プー太郎生活3294日目。

 今日はNHK将棋トーナメントをじっくり見た。

 藤井七冠と西山女流三冠の対局だったからである。

 解説の鈴木大介八段が、
「NHK杯ならではのドリームマッチ」と紹介したが、「まさにそうだ」と思った。

 ドリームマッチか…。

 かつてのプロレスではドリームマッチという言葉がけっこう安易に使われていた。

 アンドレとドリー・ファンク・ジュニアの試合がドリームマッチと言われたのが、その例である。

 当時のプロレスでのドリームマッチは、アンドレvsブロディやブロディvsハンセンだろう。

 ともに日本で見られるはずだったが、アンドレvsブロディは、確かブロディが拒否した。

 ブロディvsハンセンは、ブロディがプエルトリコの試合会場の控室でプロレスラー仲間に刺殺されたことで実現しなかった。

 高校野球でのドリームマッチといえば、85年のPLvs高知商が真っ先に思い浮かぶ。

 ただ、この試合では高知商の中山が疲弊していて、PL打線に打ち込まれた。

 中山がバテていたのは無理もない。

 予選で、高知、明徳義塾、伊野商と全国レベルのチームを相手に全力投球し、甲子園ではPL戦を前に3試合を完投していたのだから。

 わしが見たかった高校野球のドリームマッチは、76年夏の崇徳と柳川商の一戦である。

 ともに安定感抜群の好投手と大型打線を持つ超A級のチームだったのだが…。

 両校とも3回戦で0-1という大型チームが負けるパターンでの試合で姿を消して実現しなかった。

 話を藤井七冠と西山女流三冠の対局に戻すと、中盤の終わりまでAIの形勢判断は50:50だった。

 それには鈴木大介八段が、
「西山女流三冠が善戦しています」と評していた。

 しかし、女流が第一人者に勝てるはずもなし。

 最後は藤井七冠が正確に寄せたくせぇ。

 
「くせぇ」というのは、アマ6級のわしが詰み筋を読めなかったことによる。

 それにしても、納得いかないのは、藤井七冠の呼称が藤井竜王・名人であることである。

 名人の方が竜王より格上ではないのか? 

 竜王戦は読売新聞が主催だから好きくないんじゃい。

 対局中、藤井七冠の盤上に銀2枚と桂2枚が並んだのを見た鈴木大介八段が、
「七対子のようですね。私は麻雀もやりますので」と言った。

 「私は麻雀もやりますので」どころじゃないだろうが。

 鈴木大介八段はМリーガーの麻雀プロでもあるのだからよ。

 つまり、鈴木大介八段は、プロ棋士とプロ雀士の二刀流というわけだ。

 ただ、それには他のМリーガーの反発が強いのは事実である。

 今日の大谷はノーヒットか。相手がクリス・セールでは仕方なかったな。

 セールは左サイドから155㎞の速球と大きなスライダー、さらにはチェンジアップを投げるという左バッターには最も打ちにくいタイプ。

 しかも、セールは今シーズンは絶好調で、サイヤング賞が確実視されている。

 大相撲秋場所は今日が中日。

 中日を終わって、大の里が全勝、1敗は霧島。

 大の里にとっては、先場所が9勝だったことがクソ痛い。

 10勝だったら優勝がノルマでなかったろうに。

 今日はヤクルトの死に馬キックが阪神に炸裂しなかった。

 読売ファンはハガかろうが、それで良しだ。

 が、読売が勝ちくさった。中日に少しでも期待したわしがバカだったわい。

 佐々木朗希が貧打の西武に打たれたのか。

 太っちょさんが、
「佐々木が並のピッチャーになってしまった」と嘆いていたが、メジャーの評価はガタ落ちだろう。

 というわけで、今日も仕事をせず。

 そういうこっちゃいかんのはわっかとる。

 明日は祭日だからティップネスに行かないので、明日にする。

 そういうこっていいんじゃい。了
 

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