悲願成就

 
 プー太郎生活3339日目。

 
「明日、ゆっくり観るよ」 

 と宣言していたティップネスのじじぃは、今日の試合を楽しめたと思われる。

 それは、わしもだ。第1戦以来の接戦になったのだから。

 そういや、そのじじぃは、
「日本のプロ野球と大リーグでは迫力が違うね」と、昨日、言っていたな。

 
「メジャー」と言わず、「大リーグ」と表現したところが、じじぃのじじぃたる由縁である。

 今や、
「大リーグ」というのは少数派である

 星飛雄馬の
「大リーグボール」「メジャーリーグボール」だったらピンと来なかったろうが。

 さて、今日の試合である。

 大スランプに陥っていたジャッジに先制ツーランが出て、エース・コールが4回まで無安打に抑え、ヤンキースが5-0とリード。

 誰もがこのままヤンキースが押し切って、第6戦に縺れ込むと思ったであろう。

 が、5回表にジャッジの落球などがあって、ムキリョクンの言うところの説明の仕様のない嵌り方でコールが5失点した。

 それでも6回にヤンキースが1点を勝ち越したから、ヤンキースが逃げ切る展開となった。

 それを8回表に犠牲フライ2本でドジャースが今度は逆転した。

 ヤンキースには流れがクソ悪くなったうえ、地元での試合が却ってプレッシャーになり、追いつくことができなかった。

 最後の1点が遠い…。

 野球ではよくあることである。

 手負いの大谷はほぼ何もできなかったが、悲願成就となった。

 移籍した甲斐があったというわけだ。

 悲願成就か…。

 わしも号泣組翁も大納言も、そして元上司も、結婚という悲願成就はならなかった。

 もっとも、結婚できても‘とっつぁん’のように配偶者に迫害されては悲願成就もクソもないが。

 しかし、ジャッジには散々なシリーズとなったな。

 三振の金太郎アメだったところ、ようやくホームランが出たのに、致命的なエラーをしたたぁ。

 これは間違いなくジャッジにとって黒歴史になるな。

 ハガいのは、第6戦と第7戦のチケットを持っていたドジャースファンである。

 そいつらは、今日の試合はヤンキースの勝利を願ったと思われる。

 ハガいのは、ゲスト解説の長谷川滋利もか? 

 第6戦、第7戦の解説者としてのギャラが入らなくなったのだからな。

 長谷川といえば、上田利治元阪急監督の長谷川に対する評価が印象に残っている。

 
「長谷川が通用するのだから、向こうもレベルが下がったものだ」 

 それには、わしも同意した。そして、今もそう思っている。

 さて、日本シリーズである。

 今日はDeNAの先発メンバーから筒香が外れると思っていた。

 昨日の試合で1人だけスイングが鈍かったからである。

 だが、今日は3番から7番に打順が落ちただけだった。

 先発メンバーから落ちたのは佐野であった。

 昨日の最終打席で代打を送られたし、どこか故障したのか?

 と思ったら、筒香は先制タイムリーを打ち、佐野は元気にベンチに居た。

 ったく、わしは節穴かよ。
「かよ」でなく、節穴そのものだ。

 試合は、8回以外は毎イニングDeNAが攻め込んで、7-0で快勝した。

 ソフトバンクとすれば、こちらは配牌もツモもボロボロなのに毎局リーチを掛けられているような感じだった。

 それでは攻撃にリズムが出んわな、

 第3戦で東に抑えられてから、全体にバッティングが狂ってしまったようだ。

 この状態のままだと下馬評が覆ることになるぞ。

 わしは琴光喜になっていないからいいけどよ。

 DeNAは悲願成就まであと1勝。

 横浜スタジアムで決められたら最高のシチュエーションとなる。

 明日は野球がないので、読み溜まっているJ:CОМブックス上の週刊誌でも読むとするか。

 その前にティップネスに行く。

 明日は久々に女性蔑視発言の団塊おっさんの放言を聞きたいものである。了

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