駄々
プー太郎生活3348日目。
正午過ぎ、秋晴れの中、小次郎と散歩をしていたらスマホが鳴った。
誰からだ? 迷惑電話か?
と思ったら不動産会社のおっちゃんからだった。
そういう時は悪い知らせ。
そしたら実家の店子が「更新料ですか…」と駄々を捏ねているとのことだった。
しかし、「だだ」と入力して、最初に「ダダ」と変換されるなや。
「ダダ」でウルトラマンに登場した三面怪人・ダダに頭が行ったことは書くまでもない。
ダダは個性的なキャラなのに、ウルトラマンゲームの登場怪獣から漏れたのが納得いかん。
ウルトラマンゲームに選ばれたテレスドンよりも遥かにインパクトがあるじゃないか。
いかん、話が逸れてしまった。
店子は、「更新料もありますので、今借りている所より1、2万安い所に移ろうかと思っています」と言っているそうである。
なら仕方ない。更新料はなしとしよう。
更新料といっても不動産会社と折半だしな。
出て行かれたら次の店子が決まるまで憂鬱な日々を過ごすことになるしよ。
その期間が3か月だとしたら3か月分の家賃がパー。
さらに、不動産広告料、修繕費が掛かる。
だから、損して得を取ることにしたのである。
不動産会社のおっちゃんは、「そう伝えます」と言って電話を切った。
そんなもん、即、弟に電話だ。
「引っ越すというのはブラフだ」
それは言える。更新料を払いたくないから、ブラフをかましている可能性が高い。
しかし、弟はよくブラフというのを知っているな。
ブラフというのは、ポーカーや麻雀など賭け事で使用される語だぞ。
わしも、麻雀漫画でブラフという表現を知った。
ただし、ブラフがクイズで出題されることがある。
クイズ本を読んでいて、ブラフを問う問題があって驚いたものである。
で、午後5時過ぎ、不動産会社のおっちゃんからラインが来た。
「『ありがとうございます。前向きに考えます』とのことです」だと?
こっちが譲歩したんだから、「更新します」と即答せんかい。
まあいい。「それでも解約します」ではなかったのだからな。
一両日中に正式な回答をよこすだろう。それまで「果報は寝て待て」で過ごす。
ほぉー。ロッテが佐々木朗希のポスティングによるメジャー挑戦を容認したか。
それこそ佐々木の駄々を認めたわけだ。
しかし、メジャーに行ってローテーションを守れるのか?
1人だけ中6日とかが許されるとは思えないが。
今回の件を熱烈なロッテファンの太っちょさんは、どう思っているだろうか?
「そんなに駄々を捏ねるなら勝手にしてくれ」と怒り心頭か?
佐々木のことなど、どうでもいいわ。
早く更新してくれ。でないと落ち着かん。
明日、更新との回答があることに期待している。了