ベタ降り

 
 プー太郎生活3382日目。

 このところ太っちょさんとサウナのタイミングが合わない。

 今日はロッカー室で入れ替わりとなった。

 スーツを着て帰ったから、午後から仕事なのか? 

 前はスーツ姿で正午頃に来たし、太っちょさんの仕事のコアタイムがナゾだ。

 ティップネスを辞してから床屋に寄った。

 今日は若旦那に当たったが、若旦那はわしの散歩の様子をよく見ているな。

 
「やはり暗くなる前がいいですよね」と言われたのである。

 ここ数日は時間はランダムだが、日が暮れる前に散歩していた。

 日没後はクソ寒くなるし、車も多くなるからである。

 それにしても、小次郎にハーネスの留め部分を破壊されたのがハガい。

 なので、今日は散歩に行けなかった。

 いつもはハーネスを2つ付けて散歩をしている。

 1つだけでは外れた場合のことを考えると不安だからである。

 そういう性格だから、麻雀ではよくベタ降りをしている。

 配牌から見切ることもある。

 前に週刊現代の
「麻雀クリニック」で井出洋介プロが以下の問題を出題した。

 「東1局、南家  ドラ

 3巡目にをツモって、何を切る?」

 そんなもん、ベタ降りよ。東1局のクソ手で、ドラもなしではよ。

 ところが、井出プロは、
切り。3色を見て、と切っていく」を正解としている。

 これのどこが三色になるよ。2、3、4の三色たって、ネックが多すぎる。

 麻雀といえば、競馬がヘタクソな奴が未だに赤紙をよこさない。

 
「麻雀とは不思議なものだな。実力差があり過ぎると配牌やツモまで違ってくる」
(竹井)というラインを送っているのによ。

 
「実際、私と貴方とでは確実に違います」だと? 

 そうじゃないだろ。

 言外に、
「早く赤紙をよこせ」と言ってのがわからないのか。

 しかし、夕方まで出来るかも怪しい。

 ここ最近、わしが出掛けようとすると小次郎がピーピー泣くからである。

 午後6時までとしても、都合10時間留守番させることになる。

 それは、さすがにきつい。

 それなら東風戦8回だけにして、毎局デカい差し馬を握るってのはどうだ? 

 今日は久々に野菜類を口にした。

 夕食の焼きそばの具としてカット野菜を入れたのである。

 そんなんで日頃のクソ野菜不足の足しにならないのはわかっとる。

 クソ野菜不足でも健康診断の数値がオールAだということを、今日も強調しておきたい。

 それも日頃の非の打ち所がない朝食のおかげよ。

 バナナ、焼き芋、りんご、青汁、レモン汁、チーズ。

 それからしても、わしが人生からベタ降りしていないことがわかろう。

 ベタ降りはクソ手の時だけでたくさんだ。了

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