4人もいらんやろ

 
 プー太郎生活3455日目。
 
 中谷が別格の強さを見せたことで、バンタム級の世界王者4人は、4人とも日本人のままとなった。

 しかしだ。関西弁で言えば、
「4人もいらんやろ」だ。

 それで思い出すのは、岡田彰布氏がオリックスの監督に就いた時の
「4人もいらんやろ」である。

 助っ人がカブレラ、ローズ、フェルナンデス、ラロッカと居ることに、そう言ったのであった。

 話はボクシングに戻って、4人の中で中谷が図抜けた存在であることは衆目の一致するところである。

 4人なのだから、トーナメントで統一チャンピオンを決めるべきだ。

 まあ、中谷が統一チャンピオンになるだろうが。

 それにしても、那須川天心の試合は不細工だった。

 だからして大差の判定勝ちというのは疑惑の判定というしかない。

 モロニーの右ストレートで腰を落としたシーンもあったし、大差の判定勝ちには、どう見ても見えなかった。

 那須川は金の生る木だし、ホームタウンデシジョンってやつだな。

 中谷と那須川はともにバンタム級のサウスポーだが、雲泥の実力差。

 2人が試合をしたら、那須川が
「ぶっ殺されるで」(タキザワ)のは火を見るより明らかである。

「ぶっ殺されるで」(タキザワ)の出典:わしが「大山倍達も70歳か。今、ケンカしたら勝てるかな?」とタキザワに聞いた時の答えが「ぶっ殺されるで」であった

 那須川の試合の前に行われたのは、堤と比嘉の日本人同士のWBAバンタム級の世界戦であった。

 世界戦なのに、那須川のノンタイトル戦より軽く扱われたことが納得いかん。

 試合は、9ラウンドにお互いにダウンを奪うという白熱した内容となった。

 結局、判定に縺れ込んだが、どちらが勝ったか微妙だった。

 それでジャッジの結果が読み上がられるのを固唾を飲んで待っていたら、ネット回線が切れくさった。

 それはままあることだが、肝心なところで切れるたぁ、ハガい。

 一緒に観ていた弟も吐いていた。

 ファイヤースティックを再起動させ、回線が回復したら、比嘉が先にリングを降りたことで結果がわかった。

 あに? ドローだと? 

 それで堤の防衛成功となったのか。

 わしは僅差で比嘉が勝ったと思ったが。

 比嘉にやり切った感があったから、今日の試合を最後に引退するのではないか? 

 今日のアマゾンプライムでの中継のナビゲーターは香川照之であった。

 芸能界随一のボクシング通の香川は生き生きとしていた。

 リング上で挨拶した香川は、
「この会場に来ている人で知っている人は少ないと思いまずが…」と言って、ルぺ・ピントールと村田英次郎の試合を持ち出した。

 って、わしはクソ余裕で知っとるわい。

 いつぞやも、
「オリバレス、サラテ、サモラ」と、かつてのバンタム級の怪物ボクサーのことを語っていたし、わしと話が合うだろうな。

 今日は昼過ぎから部屋とトイレの掃除をやった。

 ついでに冷蔵庫とキッチンの掃除もしたから余計疲れた。

 やはり女性蔑視発言の団塊おっさんの
「女なんて掃除や洗濯をしていればいいんだよ」は正論か? 

 家事を全くしないという‘とっつぁん’のかみさんに、おっさんの金言を聞かせてやりたいわ。

 掃除は弟に及第点をもらった。

 だが、
「男の掃除には限界がある」と、いつものように満点をもらえなかった。

 満点など、わしにはムリゲー。60点が限界だ。

 今日は祭日ということもあって、ティップネスは出前とした。

 会費に負けるのはハガいが、寒かったし、いつもメンバーと会えないと思ったからである。

 しかし、明日、明後日、金曜は万難を排して行く。

 クソ寒いのも明日までか。

 なら、床屋に寄るのは水曜にする。

 さて、ボクシングで熱くなった体をアイスを食って冷やすとするか。

 クソ~、アイスまで値上がりしやがってぇ。

 今のご時世、納得いかないことの金太郎アメだ。了

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