大会3日目
プー太郎生活3478日目。
やぶねぇ。目が覚めたのは9時10分前だった。
慌てて小次郎にチキンとチュールを与えた。
小次郎の朝食はペットフードではなく、ペットフードは午後4時と午後11時半に食わせているのである。
その後の朝のルーティンは第1試合を観ながらとなった。
やはり目覚ましを掛けないといかんな。
第1試合は3回まで大垣日大が押していて、西日本短大付は1人のランナーも出せなかった。
0-0の4回裏、西日本短大付1番バッターがヒットで出塁した。
そういう展開だと点が入るものである。
そう思った通り、3番、4番にタイムリーが出て、さらに押し出しデッドボールで、西日本短大付が3点を取った。
そのイニングの際に気になったのは、NHKのアナの実況である。
解説の川口さんが3番バッターの打席で、「インコースを攻められるかどうかがポイントですよね」と言ったのに無反応だったのである。
土門アナや島村アナなら考えられないシカトだわな。
5回が終了してのイニングブレーク中にインターホンが鳴った。
おばさんが画面に映ったので、また宗教の勧誘かと思いきや、明治飲料の無料サンプルの配布ということであった。
なら遠慮なくもらうまでよ。袋に3本入っていたのには納得だ。
しかし、イニングブレーク中で良かったわ。
ましてや強豪の試合中だったらクソハガいところであった。
明治飲料のおばさんが訪ねてきたことで、今日が祭日だと気がついた。
今のわしには毎日が祭日なので、祭日の有難みが何にもナイマンなのである。
試合は、その後、ランニングホームランが出るなど西日本短大付が3点を追加し、西日本短大付が6-0で快勝した。
これは西日本短大付が強かったというより…。
これ以上は書かん。
西日本短大付は38年ぶりの出場で、選抜大会では初勝利か。
38年前は好左腕・石貫を擁して優勝候補の一角だったが、初戦で立浪、片岡、野村らのPL学園に1-3で敗れた。
この試合は西日本短大付が優勢と目されていた。
それだけに、その結果に吐いたものである。
西日本短大付のアトランタ・ブレーブスの応援であるトマホーク・チョップ応援に、「おっ」という声が出た。
ただ、トマホーク・チョップ応援はネイティブ・アメリカンを差別する応援スタイルとして問題視されている。
ちなみに、インディアンという用語は地理の教科書の用語から消えている。
ベースボールマガジン社の選抜ガイド号は天理をCとしていた。
それほど評価が低い天理も記憶にないと思っていたが、今日の山梨学院戦を見て、「まごうことなき」と思った。
打てない投手陣でない山梨学院の3人のピッチャーから5安打1点。
その1点も押し出しデッドボールによるもの。
今年の打線が歴代の強打線とはかけ離れていることは確かである。
天理は失点の仕方も悪かった。
4回表の2失点はフィルダースチョイスが絡み、6回表の2失点は2つの押し出しフォアボール。
9回表の1失点は、スクイズを阻止したことでホッとしたところを初球を叩かれたもの。
9回裏はワンアウト満塁まで詰め寄ったものの、4、5番がどうすることもできなかった。
山梨学院は継投が上手くいき、ファインプレーも出た。
そうした面からして、山梨学院にとっては会心のゲームだったと言える。
わしは21世紀枠の撤廃派である。
だから、21世紀枠の壱岐が1回裏に2点を先取した時は吐いた。
試合前は東洋大姫路の阪下が完封すると思っていただけに。
それで浮足立ったのか、2回表にはスクイズを失敗した。
それを見て、昨夏に報徳学園が大社に負けた試合がちらついた奴は多かったろう。
だからして、4回表にツーアウトからタイムリーツーベースで1点を返したのが大きかった。
東洋大姫路は5回表に集中打で5点を挙げ、一気に逆転した。
こうなったら実力に勝る東洋大姫路のもの。
終わってみれば、7-2というスコアでの東洋大姫路の順当勝ちだった。
それにしても、岡田監督がエースの阪下を1回で降板させたのには驚いた。
阪下の状態が相当悪いと見たのだろう。
果たして、次戦で阪下を登板させるのであろうか?
広島商、智弁和歌山と難敵が続くだけに、阪下の復調がないと厳しい。
え? 阪下は肘に違和感があったのか。
岡田監督の勝利インタビューを聞いて、阪下の早い降板に合点が行った。
となると、今後は阪下抜きでの戦いになろう。
ほぉー。ドジャースのテオスカー・ヘルナンデスらが選抜大会を見ていたのか。
ドジャースの右腕サウアーの以下のコメントは、高校野球ファンとして嬉しいものである。
「日本の高校野球が今やってるけど、めちゃくちゃ面白いね。
アメリカと全然違うね。4000以上の高校が参加してるんだろ?
信じられない。応援もすごい。
この大会で翔平が10年以上前に藤浪から本塁打を打ったんだって?
すごいね。面白い」
2005年に来日したヤンキースのティノ・マルチネスが選抜大会をテレビで見ていて、「レベルが高い」と言っていた。
メジャーの選手が驚くほど日本の高校野球はハイレベルというわけだ。
今日の大相撲は5時から観戦した。
大の里と高安が勝って、両者が2敗でトップを並走という結果になった。
2人の直接対決は済んでいるから取りこぼした方が脱落するというのは南海権左でもわかる。
大の里は今日も相撲で負けて勝負に勝った。
一山本戦といい、今日の尊富士戦といい、運がある。
それからしても大の里の優勝の流れか?
琴櫻は7勝目を挙げ、カド番脱出までマジック1にした。
千秋楽の大の里戦を7勝7敗で迎えたらクソハガいから、明日の尊富士戦で勝ち越しを決めたいところである。
言っとくが、わしは琴櫻のファンではないぜ。
ただ単に元大関をこれ以上見たくないだけである。
今日のバーレーン戦は鎌田が得点するまでイライラしたわ。
バーレーンの出来が良く、シュートすらロクに打てない展開だったからな。
ヨーロッパでの先週末の試合に出ていた選手の金太郎アメだったから、チーム全体の仕上がりが悪かったのも無理はないが。
しかし、久保はアホか。ユニフォームを脱いだらイエローカードを食らうのは百も承知だろうが。
ワールドカップ出場をいの一番に決めたのは良かったとはいえ、予選でのヒリヒリ感はなかったから、いわゆるカタルシスを感じることはなかった。
次戦のサウジ戦から消化試合というのも物足りない感がある。
わしが初めてワールドカップを見たのは、1978年のアルゼンチン大会であった。
その時、アジア・オセアニアから出場していた国はイランのみ。
そのイランは、大会ではかわい子ちゃん扱いであった。
だから、当時はワールドカップに日本が出場するのは夢のまた夢という感があった。
それが8大会連続出場。参加国が大幅に増えた恩恵ではあるが。
今日は祭日ということで、ゲンダイが宅配されなかった。
明日は大相撲の中継後に火曜版と水曜版を読む。
よって、明日もクソ忙しい。
そういう日を幸せな日と思うようにしたい。了