大会9日目
プー太郎生活3484日目。
第1試合のプレーボールの時間が8時半で良かったぜ。
でなけばNHKの中継が8時15分からだったので、朝ドラトラップに嵌っていたところであった。
もっとも、試合開始時間が8時であっても選抜ライブで視聴していたがな。
しかし、吐いたのは解説の坂口さんが今日の朝ドラの感想を言っていたことである。
何もそこまでしてNHKに媚びることもあるまいに。
中継開始から試合開始まで15分あったので、両チームの先発ピッチャーを知ることができた。
ともに甲子園初先発であったのに、また吐いた。
そうか。下重は疲れが残っているのか。
激戦2試合をほとんど1人で投げたとあっては、それは無理からぬことである。
その両チームの先発の立ち上がりが明暗を分けた。
1回表に健大高崎がタイムリー2本で2点を先取したのに対し、花巻東の1回裏は無得点。
こうしてみると、健大高崎は先攻だったのが幸いしたな。
その後も健大高崎が着々と加点したことで花巻東は受け身に立ったのか、バッティングが冴えなかった。
今日の健大高崎は勝負強さが目立った。
9得点のうち8点はタイムリーヒットによるものだったのだからな。
8回から石垣が登板した。
155㎞を連発したが、3番バッターに155㎞の速球をセンター前に弾き返されたのは、石垣にとっては「計算外だよ、玄大佐」であったろう。
それでも石垣が投げられるようになったことはクソ大きい。
とはいえ、次の横浜戦も終盤での登板になろうが。
横浜戦は今日は投げなかった下重が先発か?
横浜は左バッターの金太郎アメ打線だけに、左腕の下重の先発が理にかなっているのは南海権左でもわかる。
しかし、今日の横浜打線は2番手で出て来た左腕を打った。
西日本短大付の先発右腕の低めを丹念につくピッチングに手を焼いていから、そのピッチャーが降板したのは横浜にはラッキーだったと言える。
今日は横浜の守備が光ったが、それ以上に村田監督の采配が光った。
5回のワンアウトからの送りバント、投手交代のタイミング、5点目のスクイズ。
わしは、その中でも5回のワンアウトからの送りバントに最も唸らされた。
1点を追う嫌な展開だっただけに。
その場面で8番に入っていた江坂がよく打ったものである。
あそこで同点に追いついていなかったら、もっと手こずっていたであろう。
6回の集中打も見事だった。さすがは優勝候補筆頭だけのことはある。
奥村頼人は4回をパーフェクトか。
織田の状態があまり良くないだけに、健大高崎戦は先発もあるか?
いずれにせよ、健大高崎-横浜が事実上の決勝戦であることは衆目の一致するところである。
準決勝で当たるのが勿体ないの究極タイガーだ。
第3試合の広島商は-智弁和歌山の解説は山口敏弘さんだった。
その山口さんが試合開始前に、「智弁和歌山に分があります」と言ったのには驚いた。
そうはっきり言う例はほとんどないからである。
母校の東洋大姫路が広島商に負けたので、山口さんは広島商に悪感情を持っていたかもしれんな。
広島商の先発は、東洋大姫路戦で好投した左腕2人のうちのどちらかと予想していた。
というのも、智弁和歌山の1番、2番、4番、5番と、上位に左バッターが並ぶからである。
それが背番号1の右腕が先発だった。
広島商の背番号1だからって、相手の嫌がることをするのが勝負事のセオリーだと思うのだが。
その右腕を1、2回に打ち込むなどして、智弁和歌山が圧勝した。
広島商は東洋大姫路で精力を使い果たしたと思えるほど、チーム全体に活力がなかった。
格上の相手を倒した次の試合で一方的に負けるのは「高校野球あるある」である。
第4試合の解説が昨日の第3試合に続き杉本さんだと知って、「ほぉー」という声が出た。
杉本さんを粗略に扱っているNHKがどういう風の吹き回しか?
その杉本さんは流石の解説であった。
解説慣れしていることがあるにしても、他の解説者とは一線を画していることは確かである。
今日の浦和実の先発も石戸ではなかった。
なので、打線が小粒の浦和実が勝つとは予想外だった。
6回裏にスリーランを打たれて同点に追いつかれたが、その小粒な打線がそれまで3点リードしていたことも勝因と言える。
同点にされて嫌なムードを断ち切ったのは、石戸のピッチングであった。
杉本さんでなくとも、あの投球フォームでの投球は初見では打ちにくいことは指摘できる。
試合はタイブレークに入り、10回表にバント安打から浦和実が8点を挙げた。
聖光学院からすれば、大きな渦に巻き込まれての8失点であった。
4失点の時点で致命的だったが、あそこはもうピッチャーを変えてやるべきだったな。
浦和実の快進撃を目の当たりにした杉本さんは、「浦和市立を思い出します、37年前ですが」と言った。
それに伊藤慶太アナがすかさず、「星野投手ですね」と返したのには感心した。
わしは宇都宮学園で琴光喜になっていたので、3回戦の浦和市立-宇都宮学園での星野の好投に吐かされたんじゃい。
今日の結果、ベスト4の顔ぶれは関東3校、近畿1校となった。
ベスト4の顔ぶれが関東3校、近畿1校で、パッと思い浮かんだのは87年の夏の大会である。
PL、帝京、常総学院、東亜学園。
それでTBSの女子アナが、「関東勢の優勝確率は75%です」と言ったのに吐いた記憶がある。
ったく、南海権左じゃねぇぞ。
それを聞いて、わしは、「アホか。PLの優勝確率が100%だって」と突っ込んだわ。
さて、今回の関東勢の優勝確率はどれほどか?
単純計算ではなく、75%と見た。
今日のスポーツ紙の一面は、昨日のサッカーに関してではなかった。
そりゃ、そうよ。スコアレスドローというハガい結果だったのだからな。
ワールドカップ出場を決めているとはいえ、ホームでカンガルーとサウジと引き分けというのはクソいただけない。
しかし、あんだ、サウジの引き籠りサッカーは。
あれだけ引かれれたら、点を取れなかったのは仕方ないといえば仕方なかったが。
となると、セルジオ越後の出番である。
「それにしてもちょっと物足りない戦い方だった。
バーレーン戦から6人を代えて臨んで、選手を試したのはいいけど、やはり結果が出なければ意味はないよ」
御意。昨日の試合を観戦に行ったファンはさぞかしストレスが溜まったであろう。
明日は休養日だが、ティップネスに行けん。
ティップネスの休館日と休養日が重なるのはクソハガい。
明日は何をしたらいいのか、わからん。了