大会11日目
プー太郎生活3488日目。
1つ間違えたら横浜の一方的な試合になると思っていた。
それが後出しジャンケンというのはわかっとる。
横浜が3-1とリードした6回の攻防が分かれ目となったのは南海権左でもわかるが、やはりそこに触れたい。
6回表は、智弁和歌山がワンアウト3塁のチャンスで、当たっている4番の福元。
ピッチャーが左腕の奥村頼人だったので、奥村頼人がやや有利か?
が、なんと、ツーボール・ツーストライクから左腕の片山をリリーフに送った。
片山は1球で三振に打ち取り、村田監督は奥村頼人をマウンドに戻した。
この辺は村田監督に深い読みがあったのだろう。
ピッチャー陣の思い出作りというデタラメな投手リレーをした、どこぞの監督とは違うというわけだ。
続くツーアウト3塁でセンターへのヒット性の当たりを阿部がダイビングキャッチ。
タイムリーヒットで2-3になっていたら、その後は全く違う展開になっていたから、まさにビッグプレーだった。
6回裏はその阿部から始まり、阿部はヒットで出塁。
奥村頼人もヒットで続き、ノーアウト1、2塁。
5番の小野はバントを失敗した後に打たせて併殺。
それでチャンスが潰えたかと思いきや、池田のデッドボール後、7番の駒橋がしぶとくセンター前タイムリー。
この4点目が智弁和歌山には効いた。
続く今村のサードゴロをサードがトンネルして、5-1。
それで渡辺の集中力が切れたのか、3連打を浴び、8-1と決定的な得点差になった。
6回裏は原田冨士男氏の「投手交代が大幅に遅れましたね」か?
さらに変わったピッチャーから阿部がタイムリー内野安打で、この回、横浜は一挙6点。
さらに、7回裏にダメ押しの2点を加え、智弁和歌山の反撃を2点に止めて、横浜が11-3で勝ち、優勝を決めた。
この試合でも横浜の勝負強さが光った。
初回、阿部の1、2塁間を突破していた打球がランナーに当たり、ツーアウト。
抜けていたらワンアウト1、3塁だっただけに、横浜には実に嫌なアウトだった。
が、阿部が二盗を決め、奥村頼人がライト前へタイムリーヒット。
3回には阿部が左翼線に2点タイムリー。
一連の勝負強さは、相手からすればシャレにならない。
それからしても横浜が全32校で最も力があったことは間違いないが、最大の山は2回戦の沖縄尚学戦であった。
ああいう試合をものにしないと優勝はないという典型的な試合だったと言える。
智弁和歌山打線は昨夏ほどのパワーはないが、威力はあった。
惜しむらくは、キャプテンの山田が試合に出られなかったことである。
って、わしは情弱であった。その辺は要反省だ。
今大会のMVPは誰か?
奥村頼人か阿部のどちらかだろうが、決勝戦での攻守による活躍を買って、阿部としたい。
決勝戦の実況は伊藤慶太アナであった。
開幕戦と決勝戦を担当ということは、伊藤慶太アナが高校野球中継のエースアナということである。
伊藤慶太アナがエースアナということに異論は何にもナイマンだ。
元高校球児だけあって野球をよく知っているし、実況もうまい。
それと、解説者の言うことにきちんと相槌を打つのにも感心する。
解説者の指摘をシカトするアナが多いだけにな。
解説者がしょうもないことを言ったと思ったとしても、ある程度は反応しないとダメよ。
今大会のベストバウトは健大高崎-明徳義塾だろう。
試合を通じて緊迫感が凄かった。
今大会でわしが最も吐いた試合が早実-聖光学院であることは書くまでもない。
最もストレスが溜まった試合は東洋大姫路-広島商であった。
阪下が離脱したことでチームにガタが来たのは確かであろう。
あ゛~、今大会もあっという間に終わってしまった。
今、宴の後の虚しさに苛まされている。
が、夏の大会後に比べれば大したことはない。
その辺はファンの誰もがであるはず。
果たして、横浜の無敗記録はどこまで続くか?
まずは春季神川大会で東海大相模が待っている。
東海大相模も全国レベルだから、東海大相模戦が難関となろう。
決勝戦が始まるまで佐々木朗希が先発のドジャース-タイガースを観ていた。
佐々木、いかんな。
160㎞を出せないし、スプリットも決まらないのではな。
これはマイナー落ちか?
次のチャンスが与えられるなら、そこで好投しないと見切りをつけられるのは間違いない。
ヤクルト-読売?
まさに大三元を振り込んだような気分だ
もういい。今年はセ・リーグは見ん。
明日から通常の生活に戻る。
しかし、夢を見ている間に選抜大会が終わった感じだ。了