荒療治?
プー太郎生活3510日目。
サウナルームのドアを開けたら、太っちょさんが1人鎮座していた。
そんなもん、土曜の神宮観戦の愚痴よ。
太っちょさんもこの前のマリンスタジアムでの観戦で吐いたので、わしの気持ちはわかってくれた。
それよりもっと話したのはお互いの飼い犬のことであった。
わしが小次郎のペットフードの食いつきが悪いのにホトホト参っていることを言ったところ…。
太っちょさんのガーナ君も前より我儘になっているそうである。
何でも奥さんがトッピングを掛けまくって、そのトッピングしか食べなくなっているとか。
それで太っちょさんは匙を投げて、食事の管理は奥さんに任せているとのことだった。
「妻は優しいので、どうしてもトッピングをしてしまうんですよね。僕は止めろと言っているのですが」
って、自分の奥さんを優しいと言えるとは羨ましいものである。
‘とっつぁん’の破天荒なかみさんとは対極タイガーくせぇ。
太っちょさんの奥さんを1度だけ見たことがあるが、確かに優しそうだったわな。
わしが何に困っているかというと、小次郎も昨日からトッピングの豚肉しか食べなくなっていることにである。
前はトッピングの豚肉と一緒に何とかペットフードも口にしたのだが…。
失敗だったのは、神宮観戦に行く前にペットのコジマで買っていた肉料理を与えたことである。
それでペットフードを全く受け付けなくなった可能性が高い。
仕方ないので、太っちょさんに教わった荒療治をすることにした。
その荒療治とは、ペットフードを食べるまでトッピングをしないのはもちろん、オヤツもあげないという療法である。
ペットフードを出して15分して食べなかった片付けて、それを繰り返せば、そのうち空腹で食べるという。
実際、その様子をNHKが放送したのか。
「『犬は2日くらい何も食べなくても大丈夫』と放送で言ってましたよ」か。
よし。こうなったら我慢比べだな。
今晩から、「荒療治、開始ぃぃ」だ。
なお、「荒療治、開始ぃぃ」の出典は、金竜飛の「チョムチョム、開始ぃぃ」である。
弟に荒療治のことを言ったら、「そんなの、当たり前だって」と一喝された。
が、わしにとっては荒療治なんじゃい。小次郎が可哀想なのでな。
というわけで、今日は久々にお好み焼を作った。
グチャグチャなお好み焼になったのは書くまでもない。
それでも、まずまず美味しかった。
料理は見た目ではないんじゃい。
明日もペットフードを食べるまで何もやらんぞ。
って、洗面器から先に顔を上げるのはわしであろう…。了