ベースボールマガジン

 
 プー太郎生活3534日目。

 そういや、J:CОМブックス上のベースボールマガジンが読み溜まっているな。

 と思い、ドジャースの試合と大相撲中継の間を縫って、ベースボールマガジンを3冊読んだ。

 それで今日も時間をクソ短く感じたが、その時間の使い方に悔いはなしだ。

 3冊とも読み応えがあったのでな。

 今の連載陣の中で特に面白いのは、
「昭和世代の言い残し」である。

 元ロッテの水上善雄氏のインタビューも聞かせた。

 
「77年に入団した年の合同自主トレで、有藤さん、山崎さん、木樽さん、村田長治さんに圧倒された」か。

 そりゃ、そうだろう。いずれも往年のスター選手だったのだからな。

 水上氏がショートに抜擢されたのは、79年の山内一弘氏が監督の時だったという。

 それで村田兆治に山内監督が、
「今年はミズを育てるから、エラーするからしれないが頼むよ」と言ったら、村田兆治は激怒したという。

 
「冗談じゃない。こっちは命を懸けて投げているんだ。わけのわからない奴にエラーされて堪るか」 

 如何にも村田兆治氏らしいな。

 それでも水上氏は開き直ってショートを守ったそうである。

 そういうふうに肝が座っていないと、プロでレギュラーを張れないということである。

 
「東京六大学結成100周年」を特集した号では、読者が選ぶ歴代ベストナインが載っていた。

 投:江川 
 捕:田淵 
 一:広沢 
 二:上本 
 三:長嶋 
 遊:鳥谷 
 外:二十股野郎、高田、谷沢 

 それにほぼ異論はないが、わしはファーストは小早川だと思っている。

 その企画に触れた時、サードには岡田彰布氏が真っ先に思い浮かんだが、ミスターが居たのを忘れていた。

 阪神ではサードに掛布が君臨していたので、岡田はセカンドにコンバートされたが、大学時代は鉄砲肩のサードとして鳴らしたものである。

 ベースボールマガジンのコラムで一番楽しみにしているのは、隔週の掲載ではあるが、廣岡達郎氏のコラムである。

 相変らず、嫌味、皮肉の金太郎アメ。

 
「ユニフォーム新時代」の号でも毒を吐きまくっている。

 
「もう見ていられない。昔はプロ野球でエラーを見るのは珍しかった。

 今の野球は違う。いつでもエラーを見ることができる。これはプロ野球ではない」 


 確かに、わしがガキの頃は、
「高校生と違って、プロ野球選手はエラーをしないな」と思って、プロ野球中継を観ていたものである。

 
「私から見て、これぞプロだと思える守備を見せているのは広島の菊池涼介だけだ」

 ほぉー。珍しく選手を褒めているな。

 いや、そうではない。菊池を持ち上げて、他の選手を貶めているわけだからな。

 菊池の守備は忍者守備としてメジャーでも評価が高く、菊池が若い頃は、メジャーの多くの球団が欲しがったことは有名である。

 さて、今日のドジャース-アスレチックスである。

 大谷がホームランを打って、山本由伸が勝ち投手になったから、ライブ観戦した甲斐があった。

 8回裏は、1点リードされたアスレチックスベンチがワンアウト2塁で大谷を申告敬遠した。

 が、ベッツ以下のドジャース打線が繋がり、致命的な5失点を喫した。

 1点を惜しんで大量点を失うという典型的な場面であった。

 試合後は、メジャー初ホームランを打ったキム・ハソンのインタビューが流された。

 キム・ハソンは英語も日本語も話せないので、通訳2人を介してのインタビューとなった。

 ここでふと、
「金竜飛が日本語がペラペラだった理由がナゾだ」と思ってしまった。

 金竜飛のマネージャーの玄曹達が日本語を話せるのは、玄曹達の年齢からして、日本の植民地支配の影響を受けてのものだとわかるのだが。

 それはともかく、来るWBCでは、キム・ハソンが日本にとって、うざったい存在になることは確かである。

 大相撲5日目は波乱はなかった。

 もっとも、今日は波乱があるような取り組みはなかったが。

 大の里は5日目までを全勝で乗り切った。

 硬くなっているようには見えないが、まだまだ先は長い。

 読売、悲惨の一語。

 アンチからしても、今日も勝てるようには全く見えなかった。

 これはズルズルと行きそうだな。

 エースが絶不調で、かつ絶対的な存在の4番を欠いたら、そりゃ、ダメだって。

 明日はティップネスだ。その帰りにスーパーに寄る。

 スーパーでも野菜を買わない主義を貫き通す。

 野菜を全く食わなくても快便であることを申し添えておきたい。了


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