埼玉で大波乱

 
 プー太郎生活3595日目。

 浦和学院、敗れる。

 それも全くノーマークの滑川総合に。

 
「報知高校野球」の予選展望号で埼玉は見開き2ページで31校が紹介されている。

 県下随一の進学校の浦和高校にまで触れているのに、滑川総合の
「な」の字も書かれていない。

 それが高校野球ドットコムの
「10強」の一角である浦和学院を倒すのだから本当に予選は怖い。

 浦和学院の敗因はいくつもある。

 何と言ってもエースの岡部を先発させなかったことである。

 森士前監督の息子監督は滑川総合をかわい子ちゃんと思ったのだろうか? 

 それでも5回表まで0-0で推移した。

 ところが、5回裏に滑川総合が4点を先制した。

 なぜ、ツーアウト2塁で申告敬遠をしたのか? それも7番バッターを。

 それまで滑川総合の先発左腕を打ちあぐねていたので1点が重いと見たわけか。 

 その申告敬遠がモロに裏目った。

 内野安打で満塁となり、9番バッターに走者一掃のスリーベースを打たれた。

 ここでエースの岡部を投入したが、内野安打で更に1点を失った。

 6回表、その4点を追って、2番の主将・西田から3連打でノーアウト満塁。

 早速、反撃が始まったかと思いきや、5番バッターの犠牲フライの1点に留まった。

 ノーアウト満塁でのセカンドランナーがサードへ進塁できない犠牲フライは往々にして流れを止める。

 6回表の浦和学院もそうで、その後、いい当たりのライナーがセカンド正面でツーアウト。

 続く7番のセンターへの飛球はセンターのファインプレーでアウト。

 それを見て、
「これは負けパターンだぞ」と思った。

 滑川総合は7回から好投していた左腕から背番号2のサイド気味のピッチャーを登板させた。

 これは浦和学院にはラッキーかと思われたが、浦和学院の各バッターが焦っていて、あと1本が出ない。

 7回表にデッドボールで主将の2番・西田が退いたのも浦和学院にはクソ痛かった。

 そしたら案の定、9回表にツーアウト1、3塁で2番に打席が回った。

 西田なら何とかしたかもしれないが、代わって入っていた選手がセンターへの凡フライで試合終了。

 ヒット11本を放ちながら犠牲フライによる1点のみ。

 これでは勝てん。まさに負けに不思議の負けなしだった。

 大勢には影響はなかったが、3点負けている8回表に5番バッターに代走を送ったことに首を捻った。

 同点になるランナーとかならわかるが、大いに疑問の残る代走であった。

 高校野球ドットコムの
「10強」が10校とも甲子園に出られるとは思っていなかったが、それにしても、こんなに早く浦和学院が姿を消すとは…。

 浦和学院戦でイッっていたので、東洋大姫路の試合のチェックが疎かになった。

 洲本が3回表に4点を先制したと知って、
「東洋大姫路もかよ」と思った。

 東洋大姫路も現エースの木下を先発させなかったことが致命傷になるのか? 

 が、その裏、3点を返した。

 浦和学院は4失点後の次の回の得点が1点だったが、3点だったのが大きかった。

 浦和学院の試合を観終わってから、東洋大姫路の試合に注力した。

 東洋大姫路は洲本の右腕に手こずりながらも、6回裏にタイムリー2本で逆転し、結局、7-4で勝った。

 現エースの木下は3回途中から登板し、相手打線を無得点に抑えたが、2回戦では完投したし、決勝戦まで持つのか? 

 そうでなくとも兵庫大会は試合が多く、強豪が多いのだからな。

 岡田監督は今日の試合では木下を温存したかったようである。

 しかし、試合展開からして、そうはいかなったのは、岡田監督としては
「計算外だよ、玄大佐」だったはず。

 東洋大姫路戦の中継で気になったのは、解説者の解説が東洋大姫路にベッタリだったことである。

 読売戦の篠塚の解説じゃねぇぞ。

 高校野球の中継でそんな解説が許されるのか? 

 洲本のファンから抗議の電話が行ったと思われる。

 12時過ぎから大阪桐蔭の試合も合わせて観た。

 今日の大阪桐蔭の相手の星翔は…。

 これ以上は書かん。

 なのに、ムーミンはエースの中野を先発させた。

 その中野が3番バッターにツーベース、5番バッターの会心のライト前ヒットを打たれた。

 ムーミンは一抹の不安を感じたことだろう。

 試合は4回まで大阪桐蔭が13点を取って、5回コールド勝ち。

 例年の大阪桐蔭ならそういう試合ではホームランを乱れ打ちしていたが…。

 勝ち方に贅沢を言ってはいかんわな。

 高校野球ドットコムがSランクと評している横浜と仙台育英は、ともにコールド勝ちした。

 横浜は奥村頼人がやっと復帰した。

 奥村頼人が戦力として機能するかしないかでは大違いだから、これは大きいな。

 仙台育英は余裕を持っての勝利だった。

 仙台育英が予選で敗退することはないとは思うが、予選が怖いというのは、今日でまた実感しただけに絶対とは言えん。

 メジャーのホームランダービーは、浦和学院ショックで吐きながら録画したので観た。

 現在、ジャッジを抑えてホームラン数1位のラリーが優勝した。

 そのラリーであるが、スポーツ新聞の表記ではローリーだからハガい。

 ラリーが来年のWBCへの参加を表明したという。

 アメリカは前回を上回るドリームチームになるくせぇ。

 あに? DeNAが藤浪と契約合意だと? 

 フォードとビシエドも獲得したし、巻き返しに血眼というわけだ。

 その点、読売は大人しいな。

 シーズン前に50億も使って補強したのに今の体たらくだから、もう補強は懲り懲りということか?

 結局、ヤクルト-読売は中止になった。

 ヤクルトが負けただろうから、ストレスが溜まらずに済んで良かったと言える。

 大相撲3日目は豊昇龍が連敗を喫し、早くも2敗となった。

 その一番で座布団が飛んだが、豊昇龍はそこまで強くないって。

 北の富士が解説だったら、
「横綱に上げたの、ちょっと早かったんじゃないの」と言ったと思われる。

 琴櫻も負けた。

 これは今場所も8勝7敗がせいぜいではないか?

 協会幹部連も頭が痛かろう。

 というわけで、今日はティップネスを出前とした。

 浦和学院ショックで行く気が失せたんじゃい。

 今後も予選でティップネスをサボる日が増えるのは自明である。了

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