10分の8
プー太郎生活3568日目。
予選の決勝戦は午前10時プレーボールの場合が最も多い。
そうした中で、和歌山大会の決勝戦は午前9時から、宮城大会の決勝戦は午後3時から始まった。
もし今日の全ての決勝戦が9時に試合開始であったら、ガッツ星人の最期の時のような混乱状態に陥っていただろう。
智弁和歌山は相手が星林ということで、智弁和歌山の猛打が炸裂すると予想していた。
3回表に2番のスリーベースなどで2点を先行した時は、「やっぱりな」と思ったのだが…。
今日は4番の福元がブレーキということもあって、その後、追加点を奪えなかった。
今大会で初めて大量点を取れなかった智弁和歌山であったが、先発の宮口が140㎞台のストレートを中心に星林を完封した。
結果からすると、本来はリリーフピッチャーの宮口を先発させたことが正解だったわけだ。
それにしても、智弁和歌山は予選の決勝戦ではクソ強い。
「予選の決勝戦で負けることほど脱力感に御襲われることないですので、決勝戦は死に物狂いで戦わせます」と言っていた高嶋イズムを中谷監督が引き継いでいるということか。
この試合では解説者の戯言に頭に来た。
7回のクーリングタイムの際、アナが7回制のことを解説者に振ったところ、「色々とやることはいいことです」と抜かしさったのである。
そういう奴がいるから、高野連が7回制を強行しようとしているんだよ。
7回制が如何にクソかというのが今年の予選でも証明されただろうが。
智弁和歌山のリードは2点だったものの、宮口が危なげないピッチングをしているということで、10時からは兵庫大会の決勝戦に注力した。
東洋大姫路と報徳学園は、どちらかが勝つか予想がつかなかったからである。
試合は期待に違わず、好試合となった。
点の取り合いとなった試合は、一時、報徳学園に1点リードしたが、再逆転してから東洋大姫路が常にリードを保ち、最後はかろうじて逃げ切った。
報徳学園とすれば、「あと1点が届かなかった」という典型的な試合だった。
東洋大姫路は甲子園大会では優勝候補の一角に推されよう。
ただ、頼れるピッチャーが木下1人というのが何とも厳しい。
本来のエースの阪下はブルペンで投球練習をしていたが、今日も登板しなかった。
故障が再発するリスクがあるうえ、ぶっつけ本番になるから、甲子園大会で投げることはないであろう。
静岡大会は例の悲劇で知られる聖隷クリストファーが3-1とリードしているとことで、8回、9回を観た。
聖隷クリストファーの左腕が9回でも144㎞の速球を投げているのに驚いた。
今の高校野球では、140㎞台を投げるエースはインフレ状態になっている。
試合は聖隷クリストファーが3-1で逃げ切り、ついに甲子園への扉を開いた。
しかし、2022年の選抜大会にウルトラ理不尽な理由で選考漏れとなった当時の選手が受けた心の傷は今も癒えていないであろう。
天理-智弁学園の宿命のライバル対決は天理が制したか。
が、選抜大会で見た今年の天理は小粒。
今年は甲子園で1つ勝てるかどうかか?
宮城大会では、大本命の仙台育英が優勝した。
今日はタイムリーこそ少なかったものの、10-0という大勝であった。
ただ、2年前のチームに比較すると、投打ともスケールが小さいことは否めない。
仙台育英で疑問に思ったのは、春季宮城大会で2ホーマーしたというキャプテンの佐々木が今日も代打でも出場しなかったことである。
故障でもしているのか?
アナが佐々木について全く言及しなかったので、その理由はわからん。
決勝戦の相手だった東北学院榴ケ岡は「学院榴ケ岡」と表示され、アナも「学院榴ケ岡」と言って実況していた。
仙台では「学院」といえば東北学院榴ケ岡のことなのだと思われる。
これで高校野球ドットコムの「10強」のうち、8校が甲子園出場を決めたことになった。
その8校は、仙台育英、健大高崎、山梨学院、横浜、東洋大姫路、智弁和歌山、神村学園、沖縄尚学である。
このうち、高校野球ドットコムがSランクとしていたのは、仙台育英、健大高崎、横浜、智弁和歌山で、この4校は文句なしの優勝候補と言える。
その8校であるが、どの高校も予選で最低でも1試合は厳しい試合があった。
それが予選の怖さであるが、そうした試合を乗り切ったのは、その8校に真の実力があるからである。
東東京大会の決勝戦は、NHKでの中継を録画して、東洋大姫路の試合を観終えてから再生した。
女性蔑視発言の団塊おっさんの母校である岩倉を応援したのだが…。
5回表のノーアウト満塁のチャンスを強烈なサードライナーの併殺などで逃したのが痛かったが、岩倉が勝てる試合ではなかったな。
団塊おっさんは家で試合を観ていて吐いたであろう。
今日のレッドソックス-ドジャースも録画したので観た。
イチローの殿堂入りの模様も随時流された。
その記録は金字塔としか言い様がない。
だが、わしはイチローの記録にケチをつけた奴を2人知っている。
1人は賭博野郎のピート・ローズで、「日米通算に何の意味もない。だいいち、奴のヒットは内野安打が多すぎるじゃないか」と斬って捨てていた。
もう1人は問題児であったゲーリー・シェフィールドで、「ヒットだけ狙うなら、俺だって、あれくらいは打てるぜ。だから、グレートな記録ではない」と、アヤをつけた。
もちろん、その2人は例外で、イチローの記憶を否定する奴は他の聞いたことがない。
明日は日大三-東海大菅生の決勝戦を見終わったらティップネスに行く。
果物類が今日で底をついたから、田無の八百屋で買わないとならないしな。
明日、太っちょさんや愛犬家のハゲオヤジさんと会ったら、どこぞの監督のシャワシャワ采配を訴えたいと思っている。了